May 15, 2005

長生きも楽じゃない・・

こんな時間に起き出して、一体何をやっているのだと思いながら、やはり画面に向かって打っている。

姑さんは無事に到着し、おそらくは震災後に会った中では心身ともに一番元気な気がする。もちろん10年以上経過しているわけだから、年相応に弱っているのは仕方がない。

わが家はバリアフリーに対応した家ではないため、年を取ったらただ歩くだけでも手すりが必要になるとか、いろいろなことを言っている。今のところ実感は湧かないけれども、神戸では震災以後建てられた家やマンションには廊下にも手すり、ペット用の出入り口が標準されているという話や、介護付きマンションの話や、実際に介護保険を受けている人たちの話などをせっせとしている。

荷物を持って神戸から一人で来られる状態だから、実際には手すりも杖も必要はない。でも、不安になるらしい。お風呂にはすでに手すりを付けたらしいけど。こればかりは分からない。でも、階段やお風呂場だけでなく、廊下ですら手すりがないと不安になるというので、そういうものなのかもしれない。近頃では電球が切れても取り替えるのが苦痛らしく、トイレの電球が切れた時には朝誰か来るまで懐中電灯を使っていたとか。考えてみたら、今でも階段のところの電球などはわたしでも怖い。やっぱ、照明を含めて、そのうち考え直さないとダメなのかも、と不意に思った。

今は平気なんだけどね・・・いくらなんでも。

元気なうちにつくばに来て、とか、老人施設へ入る、というのはあまり親切なアイデアではなさそう。細かいところなのよね・・・そりゃいざとなれば四国に5万円くらいの老人施設があるとか、介護付きマンションとか、高齢者対策は介護保険を使えばどうにでもなる時代なのかもしれなけど、細かいことなんだと思う。

例えば、本当に意識もないような寝たきり状態になってしまえば下の世話も気にならないかもしれない。でも、少しでも意識がはっきりしていたら絶対に他人の世話になるのは嫌だと言う。そのほか食事のこととか、個室とか4人部屋とか、1日6千円を払って入院するならタクシーで4千円を払って通院しているほうがいいとか、細かい。

そうやって考えていても、わたしの母のように突然意識もなく重度の障害で食事や酸素の摂取すら自力で出来ない状態にまでなると一人で暮らすどころか生きる力もないから、バリアフリーの家など必要ない。体力はあってもボケていればそれこそ24時間介護が必要になるし、状況次第。

もう何年もそういう話をしてきたけれども、結局はその時々の体調次第なのでこればかりは分からない。

なんにせよ、元気が一番。かなり、そういうことを実感。普通に暮らしていても不安な年頃なのに、ちょっと体が悪くなっただけで不安状態が始まる。そうなるとダブルパンチ。体が快調になれば精神状態も良くなる。見事に連動している。長生きも楽じゃない・・・

投稿者 Blue Wind : May 15, 2005 04:36 AM | トラックバック
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