May 10, 2005

【今日の短歌】 はかなげに小さな葉つく紫陽花は花に埋もれて身の細き芯

水田の鏡のように輝けば紅の時間のうつそみの海
あかあかといつまでつづく落つる陽にすれちがふ車のたえることなく
おおあくびひとつ落としぬあかあかとまどろみのみちうねうねつづく
春の色茜射す日のおとづれにいくど通った筑波の山見
アスファルト ガードレールのつづくみち 筑波の山に浮ぶ雲みし

オレンジの輪郭の月くつきりとみかづきの刃に空は割られつ
低空に浮ぶ刃物かみかづきは落ちつ割られつ夜はちかづき
春の陽はいまいましくもみかづきに色残しつつまどろむなかれ

鉢植えはプライスダウン紫陽花の満開な春庭に落としぬ
はかなげに小さな葉つく紫陽花は花に埋もれて身の細き芯
浮き雲の紫陽花いろに染まりゆく夕は散る華浮べし円


紫陽花色の空を見たので、紫陽花の鉢を買ってきました。

投稿者 Blue Wind : May 10, 2005 09:40 PM | トラックバック
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