■ きのこさま へご返歌
たてよこに並んで暮らす人波もまるい天にはくずさるる砂 (しらいし)
北風のふきやみ間もなく燦々と照り衣脱ぐ砂沙の影(きのこ)
木陰にぞ涼むあらくさふつふつと細波よするわかくさの春(しらいし)
ひねもすのわかれゆく葉の舞いたれば紅きカナメの東陽のごと (しらいし)
若草の凪ぐ音香り夢にぞか凸うつつの多事流るる窓辺(きのこ)
窓辺よする陽射しまばゆく暗がりもまばゆさのゆえしばしとどまり(しらいし)
リコメンド比べてみれば幽かなるアブかハチかと瞬時影みし(しらいし)
投稿者 Blue Wind : May 3, 2005 04:25 PM | トラックバック