April 28, 2005

【短歌】 境界の樹

イネガリテ吹く風のごとく見送れば日当たりさえも喧嘩の坩堝
太陽は照りゆくばかり野の原にのせゆく家の重なるやうに
トラブルの蔓延したる人いきれ避けて陽は射す影のびゆく樹
偶像にさしゆかむとすほとぼりは幾世紀のちわかつ想念
根を切れば大樹立ち枯れ境界は土の中にぞふりおろす斧

投稿者 Blue Wind : April 28, 2005 02:20 AM | トラックバック
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