April 22, 2005

【今日の短歌】 太陽は今日も輝ききらきらと葉の揺れている春の一日(ひとひ)に

寡黙にぞ照り輝けばぎこぎこと軋む物音春風は吹く
春風は吹くと思わば黙りこみ地に臥す草もすっくといでし
ラテン語をおおげさなまで区切り謂いつけたしのごと音は流れり
風のごとく吹かば寡黙な風の音流るるやうな星消ゆる日々
太陽は今日も輝ききらきらと葉の揺れている春の一日(ひとひ)に
かなしけれ言の葉のなき悲しみは寡黙な渦に身をほころばせ
野の花の黄色に目覚め雪景色忘れちまつた子らの足音
光あれきらきらとした光あれ記憶の砂の落つる野原は
ひとひらの桜の花の散りゆかばともに臥す日も花の散るらん
青い空広がる日々は砂の音かすかに落ちる日々すごしゆく
われ生るか変はらぬ海に浮ぶ雲うつろはばまたいつもありなん
A to Z いつもありなん彼方にぞすっくといでし白雲のごと
在る夢のまぼろしと呼ぶ大地にも花咲く丘は共にあるらん
われ失くも在る夢のごと大地には綻ぶ音の響き渡らん
A to Z 水の中にもA to Z われ知らずとも君は生るらん

投稿者 Blue Wind : April 22, 2005 01:53 PM | トラックバック
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