March 26, 2005

解放とファッション

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卒業式の思い出なんて、ろくなものがないですね。好きな先輩がいて第2ボタンを貰ったとか、これでお別れだわ、みたいなしんみりしたものは何もないし、ただひたすら「ザ・解放」とばかりに解放感に浮かれているだけみたいな記憶が幽かにあるだけマシかもしれない。

大学なんて、実際問題、無事に卒業できるかどうか、卒論を提出した後まで心配していたし・・・理由? 出席日数が足りているかどうか心配な科目というのがありまして、このため普通は2年次までに終わっている語学というものを4年生になってもやっていた記憶が・・・どうせ院浪人すると分かっていたら、留年したほうがよかったかも。

それでも角帽かぶってカラスをまとった時はそれなりにうれしかった。

これといって大して自慢するようなものが何もない大学だったけど、カラスを着せてくれるというのは値打ちがあったような気がします。しかも、大学なのに制服があり、入学式も卒業式もその他諸々の大学行事には必ず制服を着用していました。

学長さまや学部長さまのご挨拶となると、普通は眠くなるような気がするのですが、必ず、「ハッ」とか、「ぎょえ」となるセリフが混じっているところが特徴でしょうか・・・

入学式: 「あなたたちは選ばれてここにいるのです。」 
神さまに選ばれたのだそうです・・・シスター里見だったかな・・・

卒業式: 「今までここで学んだことをすべて忘れなさい。そしてそれをすべて子に伝えなさい」 
シスター内山だったと思います。学んだことを役立てるというのなら普通なんですけど、忘れろと力説された時には少し驚きました。

修士号の授与式に至っては、以前少し書いたかもしれないけど、父の告別式と前後していたために家族は出席してくれなかったし、当時彼氏だったダンナが写真を撮ってくれただけ。それでもいち先生の服を着て、金色のコサージュをビシッと高く襟元につけていただいて、それなりに黒服でエレガントにキマッテイタと思います。

え・・・卒業式ってファッション・ショー?

いいえ、決してそういうわけではないのですが、それにしてもダンナの大学の卒業式にも姑さんと一緒に出席したんですけど、あれは一体なんなんだ? 紅白の垂れ幕に田舎臭いおばさんたち・・・医学部というものを少し理解できたような気がしました。アハハ・・・・(汗)

うちの近所の大学の卒業式も、あれはダメですね。貸衣装の袴や振袖まじりで、娘の卒園式の保母さんたちのほうがまだ垢抜けている気がするくらい、なんなんだ、あれ、の世界。かく言うわたしもだんだんめんどーになってくるという・・・

いかん、いかん・・・卒業式というのは子どもだけではなく、親にとっても晴れ舞台でないとあかん。

こう・・・なんというか・・・例えば、女子校とか女子大だと卒業式って感動がないわけ。卒業式の後にフィアンセとドライブとかね・・・あーあ。親と食事というのが一般的か? となると、お別れムードなんてないわね。ある意味、つまんないかも。

投稿者 Blue Wind : March 26, 2005 01:51 AM | トラックバック
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