January 20, 2005

詩編 88. 9-19

  あなたはわたしから
      親しい者を遠ざけられました。
  わたしは閉じ込められて、出られません。
  苦悩に目は衰え
  来る日も来る日も、主よ、あなたを呼び
  あなたに向かって手を広げています。
  あなたが死者に対して驚くべき御業をなさったり
  死霊が起き上がって
  あなたに
      感謝したりすることがあるでしょうか。
  墓の中であなたの慈しみが
  滅びの国であなたのまことが
      語られたりするでしょうか。
  闇の中で驚くべき御業が
  忘却の地で恵みの御業が
      告げ知らされたりするでしょうか。

  主よ、わたしはあなたに叫びます。
  朝ごとに祈りは御前に向かいます。
  主よ、なぜわたしの魂を突き放し
  なぜ御顔をわたしに隠しておられるのですか。
  わたしは若い時から苦しんで来ました。
  今は、死を待ちます。
  あなたの怒りを身に負い、絶えようとしています。
  あなたの憤りがわたしを圧倒し
  あなたを恐れてわたしは滅びます。
  それは大水のように
      絶え間なくわたしの周りに渦巻き
  いっせいに襲いかかります。
  愛する者も友も
      あなたはわたしから遠ざけてしまわれました。
  今、わたしに親しいのは暗闇だけです。

投稿者 Blue Wind : January 20, 2005 02:03 AM | トラックバック
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