December 28, 2004

雨粒

アメブロにブログをつくって18日目。都会の雑踏に大粒の雨。

4年前なら、3日で放置していたと思う。

あの頃は、義理の姉のサイトや近所の人のサイトを眺めて、わたしもああいうサイトをつくろうと思っていた。庭の花やペットの写真、旅行先の風景、ささやかな日常、のんびりとした来訪者。HPをつくるということ自体に興味があるから、ビルダーなどを使って、サイトをデザインする。

わたしはもともと機械が好きではなかったので、マニュアルを買ってきてもすぐに放り出す。せっかくつくっても、せいぜい知り合いかチャット部屋で知り合った人にURLを教えたりするだけで、いつも決まった人たちしか来ない。退屈。


チャットで知り合った人のサイトは、一日5ヒット程度。なのに、次から次へとCGIを覚えたとか、こむずかしい業を覚えたとか、マメ。今は、無い。妹に携帯を勝手に使われたとか、買ったばかりのクルマの修理代とか、ぼやいているうちにいつしか消えていた。

そのうち、これは仕事用のサイトだとか、雑誌に紹介されたとか、が始まる。そうなるとサイトからBBSが消える。


最初、ガイアックスにサイトをつくったばかりの頃、どうして知らない来訪者が次から次へとやってくるのか不思議だった。コミュニティだから、日記をアップしたり、来訪するとログが残り、簡易リンクのようになるからだと知る。

そうなると、誰に対して書くのかが変わってくる。少し慣れてくると、BBSでやりとりした内容などをネタに、BBSだけでは書ききれなかったことを日記に書く。


ある日、突然、義理の姉がわたしの日記を読んで怒っていた。

知り合いしか来ないようなサイトと、一般の来訪者とのコミュニケーションを主体にしたサイトとではおのずとトーンが変わる。レスも変わるし、個人情報を出さないようになるし、テキストなんてものは如何ようにでも変容するために、当たり障りなくも書けるし、過激にも書ける。自分でも意識しないうちに、かなり書き方が変わっていたのだと思う。


ある日、浮気が原因で職場が変わったという人の話を書いたら、まったく予想外の人が怒ったことがある。いくらアンタのことを書いたわけではないと言っても無駄だった。わたしがその人のプライバシーについていささかも知るはずもないのに、その人の知り合いがうちのサイトの来訪者でもあり、たまにメールが着たりしていたから、誤解されたのかも。

わたしにしてみれば、誰と誰が知り合いなのかも知るわけがない。仕事仲間なら最初からそうだと言ってくれたらいいのに、こちらにとってはどちらも自分のサイトの来訪者にすぎない。


あっさり語ると、アメブロは枯れているから、気楽かも。

基本が一方通行テキスト社会だから、いくらコミュニケーションがあるといっても、コメントやトラックバックが基本。誰かが勝手に書いたものを勝手に読む。

同じ内容のミラーをいくつか違うサーバにつくっていると、来訪者のトーンによってこちらの気持ちが変わることに気が付く。

今までだったら、一度発信してしまったら受け手がそれに対してどのように思うかまでは責任は持てないにもかかわらず、すったもんだしたりすること然り。でも、アメブロだと、まるきり責任ない気がする。読者が1万人コンスタントにいる世界だと、その一人一人のリアクションを知ることは不可能。

自分のブログがそうなるとは言っていないけど、雰囲気ってあるでしょ?
それが楽しいかどうかまではわからないけど、ある意味、開放感はある。


それにしても、今日はちょっと重すぎ・・・アメブロ。
模様替えの日だったんでしょうか・・・ユーザーの。
ping送信も届いていないし・・・困った。

投稿者 Blue Wind : December 28, 2004 02:16 AM | トラックバック
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