December 26, 2004

哀歌 2. 9-14

  城門はことごとく地に倒れ、かんぬきは砕けた。
  王と君侯は異国の民の中にあり
  律法を教える者は失われ
  預言者は主からの幻による託宣を
      もはや見いだすことができない。

  おとめシオンの長老は皆、地に座して黙し
  頭に灰をかぶり、粗布を身にまとう。
  エルサレムのおとめらは、頭を地につけている。

  わたしの目は涙にかすみ、胸は裂ける。
  わたしの民の娘が打ち砕かれたので
      わたしのはらわたは溶けて地に流れる。
  幼子も乳飲み子も町の広場で衰えてゆく。

  幼子は母に言う
      パンはどこ、ぶどう酒はどこ、と。
  都の広場で傷つき、衰えて
  母のふところに抱かれ、息絶えてゆく。

  おとめエルサレムよ
      あなたを何にたとえ、何の証しとしよう。
  おとめシオンよ
      あなたを何になぞらえて慰めよう。
  海のように深い痛手を負ったあなたを
      誰が癒せよう。

  預言者はあなたに託宣を与えたが
      むなしい、偽りの言葉ばかりであった。
  あなたを立ち直らせるには
      一度、罪をあばくべきなのに
  むなしく、迷わすことを
      あなたに向かって告げるばかりであった。

投稿者 Blue Wind : December 26, 2004 11:49 PM | トラックバック
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