December 12, 2004

鬱蒼と雨空のなか群青は雲の向こうに広がるばかり

ぐったりとアニメ・ソングを聴く朝は日曜日だと早起きをする
ハングル語ニュースの声に混じりてはトピックを知る北朝鮮か
赤赤とドウダンツツジ壁に沿う冷たい風の吹くにまかせて
銀色の自転車ぽつり置かれてはドラマのようなドウダンツツジ
曇り空しらじらしくも日曜日鈍色の芝緑は雑草

ちっぽけな血管の中注ぎ込むブドウ糖食み座り込むマリ
胃の孔の食事の時間夕暮れもカーテン透かし速やかな闇
点滴が瀕死のマリア生かしてるインターフェロン子犬に投与
タタタタと走り回ってオトくんは餌を平らげ置いてきぼりか

気もそぞろ北か南か迷い道母かマリアか悩んでみては
ダニ避けのアロマの匂い漂えば抱っこしろよとオトが飛び乗り
静止する時間の中でシャーデーと洗濯の音聴こえるばかり
迷い道北風のなか飛び出せば無情の響きクルマは走る
日曜日鈍い空あり霜枯れた草は並んで消え去りつ、冬

エステル記 2. 12-14

晴れ晴れとしない空には冬色のドウダンツツジ鮮やかな赤
オトくんのタヌキ寝入りに騙されぬ耳は聳えて四方のアンテナ
グラスには季節はないと水滴はテーブルのうえ円く広がり
珈琲の大きな氷漂えば残量僅か透明な底
見えそうで見えない底を透かし見る氷の向こう円い異次元
五円玉どうして穴が開くままに糸も通さずレジをゆくのか

遺骨って家族愛だと北朝鮮ミステリアスに敷島暴く
もう今は芝さえ眠る冬の庭ぽつぽつと降る大粒の雨

ローマの信徒への手紙 15. 20-21

告げられて拒んでいる人追いかける闇雲な手の大空の下
赤子にぞ聞かせるような子守歌流れるような白い雲かな

結局、弱いんだろうな・・・

瀕死のマリちゃんのほうがよっぽど可哀想。
原因不明。
せめて原因が分かれば・・・・

鬱蒼と雨空のなか群青は雲の向こうに広がるばかり

詩編 106. 10-15

なんか、憂鬱だ。

投稿者 Blue Wind : December 12, 2004 10:13 AM | トラックバック
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