December 11, 2004

箱の使い方

インターネットの可能性は、無限大。
良い言葉。


自分という人間は、凝り性で飽きっぽい。実際には凝り性とまではいかないような気もする。要するに飽きっぽいから興味がなくなると自然と忘れてしまう。
機械の使い方も満足に知らないうちに、プロバイダーが1ヶ月無料という言葉に惹かれて、そのままネットにはまり込む。とりあえず、チャット→メール→BBSの管理人→インスタント・サイトの管理人・・・という順番にノラクラやっている。この世界は日進月歩みたいな世界なので、あっという間に流行が変わる。
いろいろやっているうちに、テキストを書くことを覚え、タグを覚え、最初の頃は、「りんはおばかなんです〜♪」というノリが楽しかった。もともと人間が軽いし・・・すぐに遊んでしまう。
そのうちジャンキーに追われて、これではまずいということで、毒舌サイトへ逃げる。これも一種のストレス発散。面と向かっては言えないようなことでも、単なるテキストだと思えば書ける。そのほうがアクセス数も多い。一体自分でも何をやっているんだか・・などと思いながら、歌人にならなかったら、そのまま続けていたかもしれない。
歌壇は、狭い・・・しかも、完璧な上下関係社会。匿名で遊んでいるうちは気楽だけど、どういうわけか、そういうわけにもいかなくなり、ブログへ逃げる。まだ今みたいにインスタント・ブログが少なかった頃で、自分で有料サーバを借りてアップ。少し待てば、もっと楽だったのに・・と思いながらも、自分でアップしたブログの場合、そのままFFFTPで自分のパソコンに落とせるので、よく考えてみたらこちらのほうが楽。

問題は、サイトの性質かもしれない。
BBSなど、コミュニケーションが主体のサイトの場合、レスがあるとかないとか、リンクがどうたらこうたらとか、いろいろややこしすぎる。知り合いにしかURLを知らせないとかね。果たして、そういうサイトをつくってもらったときに気がついたのだけど、自分にはそういうサイトは必要ない。だって、友達だったらメッセンジャーとかメールとか、BBSが必要な理由は何もない。
そこでまた、グチ。
歌壇は狭い。しかも、完璧な上下関係社会。短歌に特化したサイトをつくった場合、誰が読みに来ているかわからない。それでいて匿名でないとなったら、書きたいことも書けなくなる。これでは何のためにサイトをやっているのかわからない。
わたしは書くのが好きなのである。楽しい。面白い。ストレス発散。
だから、書きたいことが書けないくらいなら、何のためにネットをしているのかわからない。
だったら、短歌だけにしろとか?
これもやってみたんだけど、どうしても歌に毒が混じるために、結局は同じことのような気がした。

この前からいろいろ迷っていて、旧いサイトをどうしようとか、いまだに勘違い系のあらしがあるし、あんなサイトは閉鎖したほうがよいような気もする。だけど、4年近くあれで遊んで来たのだから、いざ閉鎖するというのも寂しいし、無責任。かといって、憂鬱だよ〜〜〜(笑)。

それで迷った挙句、新しいブログをつくった。サーバが提供しているブログを眺めると、何となくそこの雰囲気がわかるような気がする。作家のブログが多いところを借りる。プロの作家なら、トラックバックを送信しても逆に気を使う必要性がない。
こう、インターネットは無限大ということで、感性を拾いたいのよね・・・プロの作家でなくても、何となくインスパイアされるテキストを見つけて、そこから作歌のイメージを掴んで行く。
短歌のブログもたくさんあるけど、何となく逆に気を使う。
もっと自由に胸を借りて、そこからコミュニケーションが派生して行くというのが今の目標かもしれない。写真やイラストのサイトへ行って、そこから感性を拾ってもいい。

あれこれ親のこととか、マリちゃんのことなどを考えているより、その瞬間だけでもそれから解放されるから、作歌や駄文を書くエネルギーに繋がるのかも。単なる気分転換のネットなのかな。基本的には同じテキストだったらミラーをつくっても意味がないのかもしれない。でも、あっちに書いたり、こっちに書いたりするほうが気晴らしになるし、逃げやすい。
いくつサイトをつくっても似たような人たちばかり来訪しているというのでは、何となく寂しくないか?わたしの考えすぎなんだろうか。

とりあえず、不意にインスパイアされたので、やってみよう、と思う。そのうちまたネットはすぐに変わって行く世界だから、来年は違うことをしているかもしれない。ちなみに、ドッグイヤーは7年ではなく、4年みたいです、昨今、犬も長生きなので。

投稿者 Blue Wind : December 11, 2004 12:37 PM | トラックバック
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