主なる神は、ティルスに向かってこう言われる。お前の中で、倒れた者が呻き、虐殺が行われるとき、町の倒れる響きで、島々は揺れ動かないだろうか。海の支配者たちは、皆その座から降り、礼服を取り去り、美しく織った衣服を脱ぐ。彼らは恐怖を身にまとい、地に座り、絶え間なく震えながらお前を見て驚きあきれる。彼らはお前に向かって嘆きの歌をうたって言う。
ああ、あなたは滅びてしまった。
海のかなたから来て住み着き
誉れある町となったのに。
この町とそこに住む民は海のつわものとなり
海に住むすべての者を震え上がらせたのに。
今や、その島々はあなたの倒れた日におののき
海の島々は、あなたの終わりを見て恐れる。