テーブルのしたからライトまぶしけれ手作りツリー眺めてる吾子
針がねで編み上げられたツリーには赤いビーズの並んでおりし
キャンドルの中から明かりいづるよう不思議なツリークリスマス待ち
病室に飾りゆくかな雨の日は大きな傘が往来をゆく
山崩し会場つくる万博のテーマを聞いて悩むか愛知
自然との共生というテーマにはふつふつとした欺瞞を覚え
広報は悩んでいると言われてもつくばねまでは響いておらぬ
万博の記念の駅ができるらし過去は記念す市長の汚職
鉄道は何のためにぞつくられる便利になって環境破壊
ファミレスに張り紙ありき学生の勉強禁ずながながき夜
張り紙を眺めてクルマ減りたるかみんなで動く学生の村
村落を国立大に感じては街は自由な往来にあり
自然との共生求め自動車を走らせている日曜日かな
ドッグラン求めてクルマ走らすか侵略されるつくばねの森
マリちゃんの匂いがするかオトくんが膝から降りぬひねもすはゆく
吾子の友ペットショップにおりたればちょっと驚くどしゃぶりの雨
子犬とはあんなにでかいものなのかセントバーナード抱っこしている
マリちゃんは生まれたばかりミニピンの手に隠れるか重さなきよう
ぴょんぴょんと飛び跳ねているマリちゃんはわんわん物語の子犬
犬のため芝庭つくる親バカの雨に降られて閉じこもる部屋
マリちゃんもクリスマスには家の中オトと一緒に走りまわるか
マリは箱母は病室拡大すつくばねの家廊下は道路
エレミヤ書 51. 15-19
なんかいつもと違うと思ったら、昨日の分の写教聖書終わっていない。
「あなたならウェルカムです」言ってみて少し欺瞞が歌に出にけり
トヨタ車を買えと言われるわけでなし友達という不思議な関係
欺瞞なら欺瞞なんだと言っちまえ吾に言わせるサラリーマンかな
りんさんが言っていたよとサラリーマンしづしづとして広報に言う?
主婦という無責任さのただよえば社会は遠く壁すら越える
リーマンよなんで自分で言えぬのかわかっちゃいるが主婦は言霊
胸の奥喉につかえた魚骨抜く思いの過ぎる沈黙社会
反戦を唱えていても土曜にはクルマ走らせ自然をながむ
人生はいたちごっこにひねもすを無難に過ごす雑誌のごとく
ひとりでは何も言えない校風は国立大そばファミレスにあり
中間ボツ歌。
まあ、いいか・・・・なんでもいいや。
片方で自然賛美と言われても片方のネタ愛知万博
かおいろを眺めていてはささやかな欺瞞のうずはおおげさなもの
しょぼいネタ振るなと言ってみたいけど命運求め苦しんでいる
こんなとき歌詠んでいるわたくしは鬱蒼とした雨の中おり
過激派の張り紙ながめボイコットあほらしい雨ファミレスのうえ
イザヤ書 63. 11-14
聖霊はモーセにありて思うものユダヤの民の永き月日か
聖霊はアシジの丘にあるものと腐らぬミイラ置かれておりし
黒服を真似してみてはエホバかなみことば捨てるクセの遺りき
愛想よく答えてむなし秋風よこころの雫どしゃぶりの雨
鬱蒼とつぶれるこころ覚えてはこれが暮らしとひねもすはゆく
落陽も見たことのない子らいるとメルマガを読む鬱蒼と雨
崩された山見て育つ子らなのか愛知万博すこし悲しむ
退廃は言っても無駄とひねもすを上司の顔に何を眺めん
虚しさは深々として訪れの速まりゆかん秋の闇雨
暗闇を求めて吾子はテーブルの下に潜りきツリーの光
エゼキエル書 47. 12
雨降るも命の水のなかりせばただ降るばかりくるくると傘
◇BBS詠
水たまりおそるおそると走らせる台風前のどしゃぶりの雨
止まったら死ぬと言われているような仮免中の水の道かな
豪快にラリーのように走りゆく事故車の眠る台風の道
乗り上げた分離帯にはこちら向く事故車のありき大通り行く
雪の日も停まっていたなパトカーはくるくるライト点滅させて