November 15, 2004

あらしあらし過ぎゆくあらしひねもすはまったりとした秋風の吹く

◇BBS詠
青春のサウンド流れCDをレンタルしてはまた戻しゆくなり
新たにぞ並んだCD買い足せばあまり聴かないここちするかな
なつかしいサウンド流れひねもすは鈴木重子か平井堅買う
この次はスタイル・カウンシル買おうかと思ってみても店にはあらず
カフェの音なじんだ声の流れゆきスコーンを食むささやかな店
親の世話子どもの世話と過ぎゆかば優雅なカフェは息抜き時間

てらてらとPCオンし眺めればまたやってるとほくそえむ吾
あらしあらし過ぎゆくあらしひねもすはまったりとした秋風の吹く
名物を眺めてみては同じ顔ならんでおりし知らぬ文字あり
あの人はこの人はなど気にしても名も忘れつつひねもすはゆく

栗あらし過ぎてしまえば木枯らしの吹く季節かな落ち葉舞うみち
つぎつぎと固有名詞のうつろえばつぎは誰かとのんびりながむ
くるくると入れ替わりては誰の番また逃げられて集めて散りぬ
ひまつぶしネットの闇をながむればこれも時世と歌に詠みたり

◇ご返歌
芝庭はドッグランかなオト走る縦横無尽疾風のごとく
テラスドア引っかき傷で曇りゆく爪を切られた気短な犬
木枯らしの吹くつくばねはあらくささえもしおれゆく原

自生するミニトマトにはおどろきぬ捨てた実の場所家陰にあり
旅行中とけてしまったメロンなど丸ごと捨てて蔓の伸びゆく
キャベツの葉赤くなりては食べ頃を過ぎてしまいし黄花を眺む

友だちと優雅にスコーン食べながら母の病室忘れて過ごす
ささやかな楽しみのあるひねもすはアートの時間いろどりの庭

投稿者 Blue Wind : November 15, 2004 12:28 AM | トラックバック
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