November 08, 2004

薬すら意味なくもある夏の日を知らぬ人らの秋の花園

屍になって生きよと神さまは寝たきりの母高熱与う
今はまだ抗生物質効いている母はまだまだ元気な証拠
薬すら意味なくもある夏の日を知らぬ人らの秋の花園
細々と衰えゆくは手足かな軽く動かし苦痛にゆがむ
オムツより先に無くなる吸引の手袋をみて容態を知る
まっすぐに上を向きたる屍の浮んで消えゆ母は横顔
こうやって上に向けよか悩んでるわたしは何を考える人
三色のパジャマを買って眺めては黄はババアだと考えている
おおげさな熱のしらせにおどろかぬわれは冷たき胎内にあり
弟にメールを書くか考えて慌てぬ秋は五年の月日
母の呼ぶ叔母の来たれば熱よりも時は近しと覚悟を決める
今はまだ大丈夫だと叔母ちゃまは一人つぶやき誰と話すか
弱まれば吾子に訊く吾変わりもの確信満ちた子にすくわるる
虫の音の誰に歌うかひねもすは透明な糸つながれており

エレミヤ書 30. 15-17

こんこんこん こころのドアをノックする憐れみ深き人らの季節
あなたにはあげる愛などありませぬ餓死寸前はあたくしのほう
嫌がらせ誹謗・中傷下駄の音もうこれ以上やめておくれよ
不幸なら夜空の果ての神さまに文句言ってよ星の数あり
不満なら一票持って投票に蹴飛ばしたとて足痛むだけ

なんか、もう、うんざりだよなぁ・・・
みんな死んじゃうから、あたしは今は叔母ちゃんにしがみついている。
そういう弱い人にいやしを求めないでほしい。

ルカによる福音書 22. 1-6 イエスを殺す計略

イエスが死んだ後のことを考えていたわけだ・・・ユダは。
アッシリアやエジプトに救いを求めた罪。
ある意味、普通の人なんだよね・・・すごくまともな人のような気がする。

自衛隊義務を果たすか同盟のかたき絆とユダの裏切り
サマーワのキャンプの様子メルマガは伝えていたが治安は悪化
じゃがいもを煮ながらイラクかんがえる夕餉の時間吾子を送りき
愛薄き時代の秋はよわき叔母夕餉の仕度生き甲斐と言う
リウマチで太き関節曲がらぬも包丁持つが握力の愛
すこしずつ支えられてはともしびの激は飛びゆくかすかな光

ルカによる福音書 17. 20-21

投稿者 Blue Wind : November 8, 2004 06:10 PM | トラックバック
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