まことに、主は報復の日を定められる
シオンにかかわる争いを正すための年を。
エドムの涸れ谷は変わってピッチとなり
その土は硫黄となる。
その土地はピッチとなって燃え上がる。
夜も昼も消えることなく
とこしえに、煙を立ち昇らせ
代々にわたって廃墟となり
永遠にそこを通る人はない。
ふくろうと山あらしがその土地を奪い
みみずくと烏がそこに住む。
主はその上に混乱を測り縄として張り
空虚を錘として下げられる。
その土地の貴族たちには
もはや、王国と名付くべきものはなく
高官たちもすべて無に帰する。
その城郭は茨が覆い
その砦にはいらくさとあざみが生え
山犬が住み
駝鳥の宿るところとなる。
荒野の獣はジャッカルに出会い
山羊の魔神はその友を呼び
夜の魔女は、そこに休息を求め
休む所を見つける。
ふくろうは、そこに巣を作って卵を産み
卵をかえして、雛を翼の陰に集める。
そこに鳶も、雌も雄も共に集まる。