ところが今は、わたしが彼らのはやし歌の種
嘲りの言葉を浴びる身になってしまった。
彼らはわたしを忌み嫌って近寄らず
平気で顔に唾を吐きかけてくる。
彼らは手綱を振り切り、わたしを辱め
くつわを捨てて勝手にふるまう。
彼らは生意気にもわたしの右に立ち
わたしを追い出し、災いの道を行かせ
逃げ道を断ち、滅びに追いやろうとする。
それを止めてくれる者はない。
襲って来て甚だしく打ち破り
押し寄せて来て廃墟にする。
死の破滅がわたしを襲い
わたしの力は風に吹きさらわれ
わたしの救いは雲のように消え去った。
もはや、わたしは息も絶えんばかり
苦しみの日々がわたしを捕らえた。
夜、わたしの骨は刺すように痛み
わたしをさいなむ病は休むことがない。
病は肌着のようにまつわりつき
その激しさにわたしの皮膚は
見る影もなく変わった。
わたしは泥の中に投げ込まれ
塵芥に等しくなってしまった。