November 03, 2004

ヨブ記 30. 9-19

  ところが今は、わたしが彼らのはやし歌の種
  嘲りの言葉を浴びる身になってしまった。
  彼らはわたしを忌み嫌って近寄らず
  平気で顔に唾を吐きかけてくる。
  彼らは手綱を振り切り、わたしを辱め
  くつわを捨てて勝手にふるまう。
  彼らは生意気にもわたしの右に立ち
  わたしを追い出し、災いの道を行かせ
  逃げ道を断ち、滅びに追いやろうとする。
  それを止めてくれる者はない。
  襲って来て甚だしく打ち破り
  押し寄せて来て廃墟にする。
  死の破滅がわたしを襲い
  わたしの力は風に吹きさらわれ
  わたしの救いは雲のように消え去った。
  もはや、わたしは息も絶えんばかり
  苦しみの日々がわたしを捕らえた。
  夜、わたしの骨は刺すように痛み
  わたしをさいなむ病は休むことがない。
  病は肌着のようにまつわりつき
  その激しさにわたしの皮膚は
      見る影もなく変わった。
  わたしは泥の中に投げ込まれ
  塵芥に等しくなってしまった。

投稿者 Blue Wind : November 3, 2004 12:29 AM | トラックバック
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