October 17, 2004

ひよこのうた

題詠マラソンを完走。今後の予定としてはどうなるんだろうと思いながら、模様眺め。
題詠は、ニフのフォーラムで一度参加したことがあるだけであり、勝手が違うので戸惑ったのと、投歌すると選歌もしないとダメなのと、感想を述べなければならないために、そのまま一度参加しただけで終わっている。
感想をいただくとうれしいし、勉強にもなる。少なくてもわが家のアカシアが銀葉アカシア、つまりミモザということがわかっただけでも勉強になった。だから何なのさと言われてしまえばそれまでだけど、花の名前などまるで興味がないのに歌人なんだなーということがわかっただけでもましなような気がする。
それと、黙って花の咲くのを見ているだけで、季節がめぐり時間が経過するというもののあわれの世界を伝えるのが花の名前なのかも。情景。
正直、今の時代にそういう歌人がいるのかどうか謎だけど、歌の発祥を感じる。

そういうしみじみとした世界ならいやしなんだけど、実際のところは自分がいやしを求められないようにするだけで精一杯。技芸の世界なのかもしれない。もしかすると花の名前すら技芸の一つなのかもしれない。そのように感じてしまうと、バイオリンの値段を言われたくらいのつまらなさを感じてしまう。精神的ノイズの世界であり、せっかく美しい音色を楽しんでいるのに、興醒めさせるような話。どんなに歌が美しくてもノイズが発生したとたんに興醒めするのが普通のような気がするんだけど、それが当たり前だと言われてしまうと返す言葉もない。

慣れない世界なら、ほかの人たちのすることを黙って見ているだけ。実際には、何もしないで、淡々と自分の歌を詠んでいるほうがいやしなのかもしれない。もっとよいのはほかの人たちの歌を黙って読んでいることかも。とりあえず、2万首まではひよこ。詠う権利はあると思う。

投稿者 Blue Wind : October 17, 2004 12:10 PM | トラックバック
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