May 07, 2004

学生街の暮らし

このところネタが欠如しているのと、ゴールデンウィーク中だったために、日記の更新をさぼっている。短歌というのはいわば言葉の反射神経のようなものなので、ちまちま詠んでは付け足す。そして、毎日のうだうだと共に聖書を開く。何が面白いかと言われれば、パッと開いたページから、その日の出来事やうだうだ、人生などを振りかえる。どうやって考えても、すべてが聖書にある。
というわけで、歌の時間は癒しの時間。聖書を写しているために重いかもしれないと思いながらも、密かなる楽しみのためにお休み中も続ける。主婦にとっては家族のいるお休みの日のほうが遥かに一人でいる時間が少ないためにどうしても後回しになるものは後回しにする。

それで思ったわけですよー、久しぶりにキリ番サイトのコラムなどを読みながら、どうして政治が面白くないのかわかってしまった。だって、しょせんは組織なんだよね・・・組織だから、自分の意見よりも組織の都合が優先される。政治というのは利権であり、「自分的にはAさんが好きだし、Bさんの言うことのほうが正しい気がする。しかし、会社や協会でこちらを支持するという以上そちらの政党や政治家に投票する。」
あっさり語るけど、個人の自由意志よりも組織の都合が優先されている。だから、つまらないから選挙にも行かない。選挙に行かないという良心的な行動もあるのかもしれないとすら思ってしまう。それくらい社会というのはややこしい。
そういう鬱憤を晴らすためにワイドショーがあるのかもしれないし、政治家の汚職ネタがあるのかもしれないし、社会ニュースが存在するのかもしれないと思うほどだ。ブログが流行ったというのもわかるよね。だって、個人の意見を個人として自由に発信できるわけだから。しかもネットだと匿名でもかまわない、というより、匿名が普通だから好き勝手に書ける。つまらん投票へ行くより面白い。戦争が始まって、報道規制。そういう中でも、現地からビシバシ情報を飛ばす人たちがいる。ニュースの原稿を読んでいる人たちが直接現地へ行ったわけでもないし、国会で答弁している人たちが直接現地へ行ったわけでもないケースも多いだろう。それを考えると生情報というのは信憑性はともかく面白い。
官邸(メルマガ)にメールする人が多いらしい。わたしも一度イラク戦争の時に送信した。掲載されても無記名。要するに意見は意見なのだから、誰でも気軽に書ける。組織で動くのとは違い、そちらのほうが世論に近い気がするけどどうなんだろう。こちらはこちらで、つまらんサイトのネタにする。そうやって情報や意見は循環し、いずれはどこかで統計的な数値として処理されることになるのだろう。
あれにこれにだからなぁ・・・それこそ社会はあれにこれに。あれにこれにとややこしく、トピックごとに投票制度を設けてほしいくらい。政党とか議員ではなく。そのほうがわかりやすい。すぐに、「今回の選挙の焦点は」などとくだらないことを解説する人間がいるために、そこに国民の意思があるかのような錯覚に陥ってしまう。結局、無党派層が重要となるのは番狂わせがあるからであり、大きく番狂わせがあるのはそうやって無党派の人たちが動いたときだから。でも、無党派と言われても・・・かく言う自分も基本的にノンポリティーク。夫婦といえども投票は別々。互いに興味なし。
あちらさんにはあちらさんの都合や意見があるのだろうし、こちらにもこちらの気分や都合がある。こうなると、まさしく投票も気分次第。だって、投票するより、サイトのネタにしているほうが面白いから。
大掛かりなトピック。例えば、消費税とか?
これもね・・・値上げの時には気分が悪かったけど、結局、これだけ物価が下がると消費税を取られているという意識が欠如してしまう。それと慣れなのかもしれない。スーパーの値段の表示も今月から税込み価格になり、どうしてそうなのか知らないけれど、もしかすると損かもしれないなどと思いながらも、そちらへの切り替えが始まっている。内税感覚なのかな。たばこやお酒みたいな感覚になり、麻痺してしまう。でも、税込み価格のほうがさっぱりしている。だって、支払う額は同じなのだから。中には消費税を支払う必要のないような店まで消費税を取っているのではないかというような気がすることもあるし、なんかね・・・
そういうつまらないことをいちいち気にするより、物価が下がったことを喜ぶ。なんせ、基本が学生、公務員、農家、の世界だから、世の中の経済状況があまり社会に反映されているという感じがしない。それよりもドラッグストアやコンビニすら過密でつぶれ、跡地に100円ショップや携帯屋。たしかに学生街では、うどんに1000円は支払わないだろうと思いながら、くるくる入れ替わる。ラーメン屋も多すぎてつぶれた。代わりに焼肉屋。ラーメンに1000円払うのなら、焼肉一皿400円、マックに行くよりサイゼリア。なんてわかりやすい土地柄なんだろう。
その代わりカフェ・テラスや女性向けの店も多い。花屋はつぶれた。そりゃそうよね、庭で育てればタダだもの。ドラッグストアやスーパーのほうが生産地が近いために良質の花が仕入れられる。種類は少ないけど、都会とはそこが違う。

それにしても、理想の社会?
そりゃ楽園でしょう。パラダイス。癒しのある社会。一生懸命にバリアフリーが叫ばれれば、そういう住宅が販売されるだけの話であり、どこに癒しがあるのだろう。あっさり語れば、輸入住宅なら敷居がないから、バリアフリー。風呂場に手すりはないけれども階段にはある。もともと。
家族の形態が変わってきたために、社会が変化する。生活が変わる。そして次には法律?年金がややこしく言われるようになったのは、皆が老後に一人暮らしをするのが当たり前になったからだろう。家族と同居している人たちは、小遣いと呼ぶらしい。

まあ、家で歌を詠んで、聖書を開いているだけなら金はかからない。
考えてみたら、うちって子どもの学費も大してかかっているわけでもないし、物価も安いし、エコノミカルな生活。このところアジアへ行くことが多かったから、買い物もそちらでする。そうすると着るものすらそれでまかなえてしまう。学生街はつおい。

投稿者 Blue Wind : May 7, 2004 02:11 AM | トラックバック
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