April 25, 2004

雅歌 6. 1-12

    おとめたちの歌
  あなたの恋人はどこに行ってしまったの。
      だれにもまして美しいおとめよ
  あなたの恋人はどこへ行ってしまったの。
      一緒に探してあげましょう。

    おとめの歌
  わたしの恋しい人は園に
  香り草の花床に下りて行きました。
  園で群れを飼い、ゆりの花を手折っています。

  恋しいあの人はわたしのもの
  わたしは恋しいあの人のもの
  ゆりの中で群れを飼っているあの人のもの。

    若者の歌
  恋人よ、あなたはティルツァのように美しく
  エルサレムのように麗しく
  旗を掲げた軍勢のように恐ろしい。
  わたしを混乱させるその目を
      わたしからそらせておくれ。
  あなたの髪はギレアドを駆け下る山羊の群れ。
  歯は雌羊の群れ。毛を刈られ
  洗い場から上って来る雌羊の群れ。
  対になってそろい、連れあいを失ったものはない。
  ベールの陰のこめかみはざくろの花。

  王妃が六十人、側女が八十人
  若い娘の数は知れないが
  わたしの鳩、清らかなおとめはひとり。
  その母のただひとり娘。
  産みの親のかけがえのない娘。
  彼女を見ておとめたちは祝福し
  王妃も側女も彼女をたたえる。

    合唱
  曙のように姿を現すおとめは誰か。
  満月のように美しく、太陽のように輝き
  旗を掲げた軍勢のように恐ろしい。

    おとめの歌
  わたしはくるみの園に下りて行きました。
  流れのほとりの緑の茂みに
  ぶどうの花は咲いたか
  ざくろのつぼみは開いたか、見ようとして。
  知らぬ間にわたしは
  アミナディブの車に乗せられていました。

投稿者 Blue Wind : April 25, 2004 01:22 AM | トラックバック
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