April 18, 2004

先々

暑い。なんでこんなに暑いのかと思うくらい暑い。まだ4月だというのに。
プランターにサフィニアの苗を植えた。むすめの自転車がパンクしたために、修理へ行ったダンナに苗を頼む。花の名前を忘れて2回も電話が掛かってきた。苗で見てもわからないと言われればそれまでかと思いながらも、植え終わる。
今年はタンポポが小さい。こじんまりと群れて咲いている。咲く時期も遅いような気がするんだけど、気のせいだろうか。アザレアがやけに大きくなり、ツツジと一緒に咲いている。去年は桜と水仙が一緒に咲き、今年は桜とアザレアとツツジが一緒に咲いていることになる。アザレアは花の時期が長いのでそんなには不思議でもないかもしれないけど、ツツジまで咲いているとは。
今年の夏は暑いかもしれない。
ヨーロッパは寒いので、今年の夏はどうなるんだろう。
単に、自分の都合を考えているんだったりして。

週末、むすめの友達は電車で塾へ通っている。月謝がタダだかららしい。さすが。うちのむすめの成績では推薦はもらえないなーなどと思いながら、かといって、今から勉強するだろうか?悩む。久しぶりにその手の会話をしながら、あっこちゃんくらい出来るとどこでも受かるだろう。それでいて、本人は親に反抗してうちのおちびにひっついてアートの世界へ行きたいらしい。もったいない。
うちのむすめの場合は、100点が当たり前の学校で、一度入院を含めて1ヶ月くらいお休みしたことがあり、まだ九九をやっている程度だからと甘くみていたら、その後、いきなり九九が出来ないということでまるで計算についていけないという恐ろしい世界を体験しているから、すでに諦めている。本当に出来ないのかと思ったらそんなことはなく、単に自信がないだけ。怖い。答えに自信がなくなってしまい、失敗を恐れるあまり計算自体が出来なくなってしまっている。算数の成績が1がついたことより、そういう追い込まれたむすめのほうがきつかった。なんせ、先生が電話で謝っている。最初その理由がよくのみこめなかった。学校自体は楽しいらしいけど、算数の計算となると急にまるきり空っぽになってしまったらしい。その後、3になり、喜んだのは束の間、また2に落ちた。今は、3段階評定なので、なんか、そのアップダウンがどの程度のものなのかよくわからないし、それでいて、100点が当たり前ということは当たり前ではないらしいことをあっこちゃんのお母さんから聞いた。あちらの小学校では学校のレベルが低いからそれはそれで心配だから、あれこれ考えているらしい。こちらはこちらで、学校のレベルが高いから、そういう恐ろしいことになるわけで、それでいて公立だからにっちもさっちもぼーっとしているだけ。
なんかね・・・ついでに言われたことには、そういう小学校だからアートに目覚めるらしい。100点が当たり前のところで躓くと、ほかの何かで自分を救わないとダメでしょ?そういうときにも絵や工作などに関してはどういうわけか絶対的な自信を持っているために、逆にそういう過酷な目に遭遇したがゆえに、本人にとってはすでに美術方面へ進むという強い意志につながったようで、こうなると親が悩む余地はない。
というわけで、親にとっても子どもにとっても、今年のヨーロッパは記念の年になるかもしれない。こちらももう少しマシな歌を詠えるように何かを拾って来たいと思っているし、むすめにとっても塾やら受験勉強よりものんびり美術館を回ったりショッピングしたり、そちらのほうがいいかも。単なる図工の時間もアートにもなれば単なる色塗りにもなるわけで、旅へ行けばよい歌が詠めるというわけではないけれども、学校なんか吹っ飛ばしてのらくら遊んで来たい。とはいうものの、それが素晴らしいことだとも思えないけど、長い人生、そういうことが大切なような気がする。なにも皆と同じことをやらなければならないということはないわけで、それでいて、美術方面に進学させるためにはどうしたらよいかなどと実際的なことも考えていたりする。ちなみに美術科の募集要項を眺めているだけで、親のほうは憂鬱になる。だって、絵が苦手だから。本当にこんなところにわが子が進学するのかまるで懐疑的だ。でも、美術のことならむすめが専門だから、というのでいいのよね。親は親だし、子は子。すでに、それぞれに専門が違うために口出しは出来ない。
それにしても、あっこちゃん。あの塾の学費がタダになるんだから、普通に進学しろよ、って言いたくなる。まあ、まだ小学生だし、先は長い。大抵はどこかでドロップアウト?して、普通の生活をするようになる。自分の場合は、親にやりたいことをさせてもらったから、今、こうやって好き勝手でありながら、実に平凡で常識的?な生活を送っていられるような気がすることもある。それを考えたら、むすめにも自由にさせてやりたい。
あれこれ考えたら、やることが多くてかなわん。聖書の勉強?も始めたばかりだし、歌も詠み始めたばかりだし、夏の計画、子どもの進学、まるで外は夏のような陽気だし、若い頃から続けていることではないだけに、これからまだ学ばなければならないことは山のよう。小学生かー。いいな、まだ先は長い。
ちなみに、母の今の課題は、翻訳しても美しい詩であるような歌を詠むこと。やだなー、まだ先は長い。

投稿者 Blue Wind : April 18, 2004 05:05 PM | トラックバック
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