March 25, 2004

テロより目先の歌

どうやって考えても、スペイン人の決定のほうが普通のような気がしてしまう。独裁者に抵抗する手段として、テロはスペインのお家芸のようなものだから、今さらアルカイダが消えたからといって、テロ行為そのものが消えるわけではないことは明白なのかもしれないし、今度は一体誰がアメリカに大量破壊兵器を破棄しろと言うのだろう?
テロは、昔からある。日本だと、百姓一揆、米騒動、学生運動など、どちらかというと民衆の暴動という形で施政者への不満が爆発する。だから、テロ組織というのはめずらしいかもしれないけど、常に独裁者を念頭におけば、それに対抗する手段としてのテロ活動というのは驚くに値しない。
だから、テロを撲滅しようと政府が躍起になるのはいつの時代も当たり前の話であり、それが原因で戦争に巻き込まれたり、治安が悪くなったりするほうが困る。
このようにテロは昔からあるにもかかわらず、それが原因でどうして戦争になるんだ?
だから、ブッシュは暴君だと言われてしまう。
事実、自分もそのように思っている。
テロを撲滅したいのであれば、彼らの声を聞いたらどうだろう?つまりは、今回のスペインへのテロは、明らかにイラク戦争への抗議だ。しかも、国民の9割が戦争には反対していたというのに、それを無視して政府は軍を派兵した。つまりは、テロリストの抗議と国民の抗議が一体化した。
イスラエルのテロ。
さすが、ブッシュ。
としか語れない。
テロを撲滅しようと訴えていたのに、どうして抗議しないんだ?
自分は基本的にはイラク派兵には反対だ。でも、侵略的意味をもたず、日本は首相が靖国参拝をしているようなローカルな宗教の国だし、歴史的確執には関係ないがゆえに、ジハードの効果は薄い等の利点を考慮すれば、自衛隊が行くしかないのかもしれないという諦めはある。日本の軍事力がどの程度の代物かはわからないけど、宇宙から監視できる時代だし、日本の科学技術をもってすれば最強の軍隊が組織できる可能性はある。でも、今のところ組織する予定はないらしい。
日本はアメリカが守ってくれているから北朝鮮が攻めて来ないというのは本当なのだろうか?北朝鮮が核開発に成功したとか、テポドンとかって言っているけど、だったら宇宙から監視できるようなシステムが完成するまでに、一体、どれくらいの年月がかかるのだろうと言いたい。バカにするわけじゃないけど、つくばにいたらそれこそ小学校の隣にロケットがあり、ローカルな街の写真が宇宙から撮影されたものとして広報に載っている。世界中から技術者や研究者が研修にやって来ている。阿見のほうへ行けば武器補給所があり、たまに通りっ端に戦車が並んでいる。初めて見たときには驚いたけど、あまりにも無防備というか、なんというか・・・オウムでさえ、サリンをつくってしまう。
あまりにも無防備で、研究所の敷地内に子どもたちが紛れ込んでしまう。そこのグランドで幼稚園の運動会とか・・・一般開放している研究所も多いし、遊びに行ってパズルをもらってきたり、遊園地や図書館に行くのと変わらない感覚で家族連れが遊びに行く。
一つわかっているのは、もしも研究所が一般開放をやめて、有事に備えるようになったら、あたしもかなり緊迫感というものをもってあれこれ眺めるかもしれない。でも、今は交通事故のこととか、子どもを変質者や誘拐から守るとか、そちらのほうに危機意識を持っている。
それでいて平和な午後。
そんなことより、どうやったらもう少し歌が上手に詠えるのか誰か教えてください。

投稿者 Blue Wind : March 25, 2004 04:04 PM
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