March 18, 2004

保護という名目のもと暴君は咲かれる花を野に選びたる

奔放に咲き乱れてもかまわない野に咲く花の咲く程度には
ネイティブが絶滅しては大変と野のフリージア何故に抜かれる
保護という名目のもと暴君は咲かれる花を野に選びたる
ワトルというアカシアの木の生い茂るブッシュの中にミモザ植えたし

民数記 11. 24-25
民数記 12. 2-8

雨の日は接触事故の交差点うすぼんやりとクルマを停める
わざわいは不意におとづる思学舎へ吾子を入れるか迷った春に
めのまえのヒステリックな暴走に踏みそこなった重いブレーキ

なんだかなガラの悪さに驚きぬ子どもの塾を気にする事故車
父親の血相変えて塾送る剣幕を知る交差点かな
母親のパート勤めで通いたる私立中学・受験塾なり
のんびりとデッサン科へと通いたる吾子の姿を想い癒さる

おとなしきひとの整えるなりわいをうつろにながむここちするなり
ストレスを詠みこむ歌のなげかわしうららな春も生活はあり

詩篇 119. 97-104

投稿者 Blue Wind : March 18, 2004 11:03 PM
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