February 05, 2004

野に山に咲く傍らにアスファルト道うねりて続く

眠っても眠りたりない夢の中「行って来るねー」吾子の大声
締め切りに追われる日々の遠かりし主婦暈けなおすことから始め
平凡な家族でいられるつくばかな外の風などしばし忘れり
針箱に旧き神社の鈴のあり吾子みし鳴らす記憶の木霊
宍道湖の霧に沈める夕焼けの淡きピンクの滲む湖水よ
現実はいつも誰かがイネガリテ妖精になる年寄りありき
風という流れの中には空気というわけのわからぬ代物のあり
野に山に咲く傍らにアスファルト道うねりて続く
強烈なウネリの中で微笑んでふゆうのなかは自由あふるる

投稿者 Blue Wind : February 5, 2004 05:34 PM
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