陽は昇り陽はめぐりゆく天空を翔ける月日の今年も明くる
打ち上げの花火の音の鳴り響く空見上げても月光るだけ
フィオナの声の向こう側新年祝す花火は鳴る鳴る
連発の花火の音に誘われて西の彼方に月はまばゆく
除夜の鐘きこえぬ年に下弦月しづかに光り誘われる吾
不意打ちの戦闘となる可能性石油とともに眠るイラクか
世界中紛争地帯は多けれどいまの暮らしは石油にたより
わが歌の生まれいづるもCGIペンではなぜに詠えないのか
書初めに筆をなぞらす感覚をわが手覚えているだらうか
書くことは猛スピードで速くなる読むことは遅くなりぬる
正月をCGIに向かひては歌を詠むなりニュースは横目
のんびりと墨摺るやうに過ごす暇いつしか過ぎる言葉あらわる
硯中消えてしまつた言の葉も今は現るパソコンの中
内言につつましやかに死に絶へた言葉も今はリアルタイムで
____________________________
透明にうつる板よりかすれても雰囲気だけを大切にする
ボツ短歌並べてうれし気まぐれなそんな板もあつてよいかな
背景とマッチしない色あわせ正月早々更新しせり