Internet Junkie

 

Virtual Communication

めずらしくサイトの更新をさぼって、あたしが一体何をしていたかというと、実は Virtual Communication と Verbal Communication の違いについて調べていたのであります。
Virtual Reality というのが『仮想現実感』という意味であるならば、Virtual Communication というのは『仮想(偽の)コミュニケーション』という意味でしょうか・・・

つまり、人間の知覚というものが実に頼りないもので、ころころ変わり騙されてしまいやすい代物であることを利用した偽のコミュニケーション・・・
これが実はバーチャル・コミュニケーションの正体なんですよね・・・
知覚刺激を提示することにより、遠隔地にいる人と仮想的にコミュニケーションを図るというのがその狙いであるかもしれないし、医療などでは痴呆症の治療などに応用されているのかな・・・
擬似体験することにより、実際には体験したことのない世界を体験する。
そしてその架空の体験が自身にフィードバックされ、知覚・思考・感情などを追体験するとさらなる学習が成立してしまうというややこしさなのでございます。

良いHPということで、一体、あたしが何を始めたか?というと、やはりより良い知覚刺激の提示かな・・・
もちろんタグなどの知識はあまり無いのでワザは無いけれど、それなりに空間を意識し出したということでしょうか・・・

ここで問題となるのが、Verbal Communication です。
これは言語を使ったコミュニケーションのことで、書き言葉はもちろん話し言葉やそれに含まれる音声のトーンなどももちろん含まれます。

あのさ・・・・
テレビ電話ってとてもつまらないと思う。
話している相手の姿が見えたからといってそれが一体何になるのかな・・っと思って。
問題はね・・・
「何を伝えたいか?」
ということなのよ・・・コミュニケーションというのは。
自分が今見ていることや感じていること思っていることを伝えることがコミュニケーションの第一目的かもしれない。
もちろん知識や情報、或いは必要事項の伝達など思考や感情などをまったく含まないヤリトリも伝達には違いないんだけど、人と人との出会いは複雑だ。

言葉・・・・
どうして相手にメッセを贈るか?
自分の気持ちを伝えたいとかね・・・
自分のサイトで単なる情報の羅列をしたがらなかったのは、そういう意味合いもある。
飽きちゃったからかな。
「そんなものは勝手に自分で調べろ!」
という感じが当たり前だと思っていたので、知識や情報を、わざわざ自分がコミュニケーション・ツールというか、遊びとして使っているサイトに並べたいだろうか?
そんなものを並べても言っても書いても、
「りんちゃん、わっかんな〜い・・」
という一言で終わってしまう。
相手にわかってもらえないことをせっせと陳列しても無意味だと思っていたからかもしれない。
ほんで偉そうに偉そうな話を偉そうな人たちとしてるって?

まぁ・・・・・誰が何を言っても関係ないかもしれない。
ハートかマインドか?
ってことより、今はどちらも大切な気がしているから・・・良いHPには。

(『屁理屈にっき』 2002/05/26より)

 



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