Rin's Diary
April, 2003
(No.2)

 

迷路

at 2003 04/19 15:59

子どもたちの声を背中に聴きながら日記を更新する。
この作業は当たり前のようでいて、実はめったにない。
大抵は、ちまちまちまちまうるさいからでもあり、朝からひっきりなしに鳴る電話のせいかもしれないし、パチパチしていると、「何やってるの?」と訊いてくるからかもしれない。
さっきはパズルで、今度はサイトを更新していると説明する。
「何を書いているの?」と訊かれないだけマシだろう・・・
この前までどうせ読めないからと思って油断していたら、近頃では背中に視線がある。

そんな話題はともかく、リンク集を新しくした。
オートリンク用にCGIをアップしたんだけど、管理人以外に登録してくれる来訪者もなさそうだし、それを改造してリンク集をつくろうと思い立った。

うちのサイトにはずっと前からフレンド・リンクが無い。
実はあるんだけど、公開していない。
理由は簡単。
迷惑がかかるから・・・
それこそ友リスをたどって、ヘンな誹謗・中傷サイトが来訪してみたり、この半年は友リスではなく普通のリンク集をたどってアラシが自分や知り合いのサイトの管理人の誹謗・中傷を書きに行く。
なんでわざわざそういうことをするのかは別として、迷惑な来訪者には違いなく、それを考えるとうっかりリンク集などつくれない。
というわけで、リンク・フリーのサイトを中心に、放り込んで行こうかと。
ちょっと見るとナビ風。
この形がやけに開放感を感じる。

ネットにはすでに2つの主流があるようで、それぞれのサイトによって趣旨が違う。
それこそ知り合いしか来ないサイトなどは身内の話に明け暮れているために、いきなりお初の人がやってくると、それだけで「アラシ」となってしまうサイトまであるらしい。
できればそんなに恐ろしいサイトには近寄りたくないものだけど、こちらが希望するしないは別として、どうしてもそういうサイトに突き当たることも多い。

アラシ騒動が発生したというと、ガイアだからだと勘違いする人が未だにいるのが不思議だ。
ガイアは知らない人たちが来訪するからという理由だけで、別サーバへ移転する人たちも多いという時代に、インターネットはオープンな世界だといつまでも語っていても無意味だろう。
もちろん、昔ながらの配布や情報発信系のサイトの場合は、それこそ「来ないで」などと管理人が書いていたら狂ったのではないかと思われても仕方がないような気もするけど。
だって、迷惑な来訪者やどうしても我慢できないような来訪者だっているわけだから、そういうサイトをつくるのならBBSなどを置かずに全部のページにメルアドを書いておけばいいとすら思ってしまう。

常識というか、ルールが違うのだから仕方が無い気がする。
ルールは一つではない。

というわけで、いつもノラクラとしているあたしは、サイトを分ける。
サイトを分けるのではなく、入り口を複数設けているだけかもしれない。
知り合いにしか知らせないタイプのサイト、ガイアのようにランダム系のコミュニケーション・ウェブ、情報発信がメインのサイトという具合に、内容が同じなのに、入り口を複数設け、しかもBBSをたくさんつくる。
その時々に気が向いたところに書けばいいとなると、人がバラけるよね・・
つながりがあるように見えた関係が見事に整理されていく。

まるで迷路のようなサイトか・・
だって近頃パズルばっかりやってるんだもん(笑)。

 

 

今年もまた桜ブルー

at 2003 04/16 23:07

桜ブルーのこの季節、とても体調が悪い。
娘の成績がやたらと気になる。
普段なら、まったく気にならないことがやたらと気になったりする。
そんなことを気にするよりも、花の中を歩いたほうが気持ちが休まるに違いない。
桜の花の咲く並木をドライブするだけで、永遠に赤信号ならいいのにと思ってしまう。

それでも遠目に眺める桜は淡白で、毎年同じ花を咲かせるに過ぎない。
それよりも葉桜の季節のほうが好きだ。
花吹雪に散らされた桜がピンクの絨毯のように敷き詰められた道は美しい。
それこそ春雨に濡れながら、ひたすら桜の花びらに埋め尽くされた道は葉桜を庇にしながら雨さえも遮ってくれるよう・・

そこまでになる頃には、嘘のように、自分のブルーな気分は消えている。
今だけ・・
無意味に桜の咲いているこの季節は、毎年憂鬱になる季節だから仕方が無い。

桜の開花を喜ぶよりも、毎年同じことを繰り返しながら、それでいてごく普通に何かに迎合できない自分を痛感しながら生活していることを思い知る季節でもあり、毎年同じような人間が入って来ては出て行ってしまうような季節だからであり、何かが変わるようでいて何も変わらない季節なのかもしれないし、それでいて、同じようなプレッシャーが延々と続いて行くような憂鬱な気分の季節。
それすら遠い過去のことなのに、未だにこの季節はひたすら憂鬱な気分を抱え込んでしまう。

こちらのブルーな気分とは裏腹に、姑さんの欝はすっかり消えてしまったようだ。
おちびの成績が悪いとこぼしたら、いきなり算数ドリルを3冊送ってくれたらしい。
関西とは違うだろうけどと語りながら、やたらと元気になってしまっている。
生きがいなんだね・・
子どもの教育は。
何もすることがなくなって、やたらと欝になっているけれど、今度は孫だと思ったら、思うだけで元気になるらしい。
あー、なんか憂鬱だ。

バリニーズ並みに計算が遅くても、今は計算機があるし、問題自体が解けないわけではないから、実際のところどうなんだろう・・
すっかりあたしの旧いパソを自分のものとしてしまい、姑さんが使わないといって送ってくれた英会話のソフトも、親が一度も使ったことのないゲームソフトもお絵かきソフトも全部使って遊んでいる。
描いたら、それを自分で保存している。
そこまでできるわけだし、案外、打つのも速い。
ピアノは止めたはずなのに、いつの間にか弾けるようになってしまっている。

まあ、親がこれだけパチパチと遊んでいるんだから、自然と覚えてしまうだけなのかもしれないし、自然と覚えるのであれば、算数の計算も自然と覚えてほしいものだけど、見事に暗示というか、入院して以来、周囲ができないことに寛大すぎたせいか、何となく遅れたままでいることに甘んじてしまっている。

バリニーズなら気にしないと思うのよね・・
ラッセンだって学校には行かなかった。
ひたすら海で遊び、絵を描く生活。
それはそれでかまわないんだけどね・・
うちは海の近くに住んでいるわけではなく、トロピカルな生活をしているわけでもなく、子どもの才能に溺れるほど親バカな親にもなれない。
それより、普通に算数を勉強して、受験勉強をしてほしいと思ってしまう普通の親だから。
それが本当に普通かどうかはわからないけどね・・

桜がパッと散るのは日本だけらしい・・

桜の季節に、水仙とクリスマス・ローズが咲いているからといって、今さら何を悩む必要があるんだろう・・
クリスマスにバラの花が凍り付いているようなヘンな庭じゃないか・・
今さら何を気にしろというのだろう・・・

すごく気になる季節と気にならない季節がある。
桜が咲いて、散るのがいけないのだと思う。

 

 

海の塩

at 2003 04/13 16:38

騒動が下火になると火をつける人間がいる。
その人間の動機がわからない。
目立ちはしないけれども、密かに同じことをし続ける。
いかにアラシが酷いヤツかを語りたいらしい。
おそらくは近所に住んでいて、それで引っ込みがつかなくなってしまったのだろうか・・
見えない事情や動機が働いているのかもしれないし、どうしても治まってはダメな事情でもあるのかもしれない。

こちらはそういうつまらないことに半年もお付き合いしてきたんだから、そろそろ逃げる。
人生は楽しいことのほうが多いべき。
いつまでもどうでもいいことに関わりあっているほどヒマじゃない。
特殊な翻訳機でもあって、意味不明な独り言をアラシと呼んでいるにすぎない。
妄想をまともに取り合っても無意味だ。
それが妄想であることを実証したかったのかもしれないし、酷い言葉に腹を立てているのかもしれないし、病気を認めたくないのかもしれない。
立場というものがあるのだろう・・
社会的弱者として保護されるのはどちらか?
ということなのかもしれないし、被害者であることを訴えなければならない事情があるのかもしれない。

冷たいようだけど、あたしには関係ない。
すでに終わったことだ。

荒らされるのがイヤなら、荒らし対策のできる板に替えたり、サイトを移転させたり、メールも受信拒否にすべし。
どこでも同じようなことをやっているらしく、ヘンな来訪者がいてそのように対処したとたん、そこのサイトは閉鎖されたらしい。
そして、
「○○さんのせいで傷ついた」
とサイトに書いてあるらしい。

そのケースでは、女性には罪はない。
男が勝手に付きまとっていただけだ。
常識で考えれば、無視するに限る。
なのに無視したら、傷ついたとか?
やっぱ、やばい来訪者には違いない。

その時、自分は、
「あたしだったら、あかんべ(注:イラスト)を貼って、リンクしてやるわ〜」
と語った。
「退治したサイト」と書いてリンクしてやろうかとも思った。

でもね・・
机上の空論とか無関係な話ではなく、一種のレジスタンスとして、実際に自分の知り合いがそんなことをやっていたとしたらどうだろう?
腹いせだからね・・
やるせない気持ちをサイトにしたためる。

この世界では、さほど珍しいことでもない。

そういうものを見ても驚かない。
トラブルがあって閉鎖や移転したサイトなど数知れない。
どこかで誰かが同じことを繰り返しているにすぎないから・・

結局、ネットに対して、精神が未熟なんだろうな・・
この世界は、海の中の塩らしい。
結晶になりそうで、水の中では塩は固まらない。
濃度が違うだけ・・
人間は水の中では生きられない。
溺れるほどに、水の中にいれば苦しくなるのは当然だ。
それがバーチャルというものなのかもしれない。
本来、生きる場所があり、それでいて精神は海のようだ。

精神の中では生きられず、それでいていのちの発祥の地だ。

それにしても陸に上がってしまったら、大変なことになるのね・・

 

 

過酷な歴史

at 2003 04/12 04:55

とんだとばっちりかもしれない。
”アラシ(行為)を止めさせる”ということと、”アラシ(個人)に復讐する”ということとは次元が違う。

テロと一緒だ。

テロ被害が発生し、被害者がテロリストを憎み、世の中の人たちがテロに巻き込まれるのを恐れる。
どちらもテロを撲滅したいには変わりない。
ところがだ、方法が違う。
このため、いささか食い違いが発生する。

楽しく遊んでいたところに、アラシがやってきては嫌がらせをする。
ネットを楽しんでいた人たちならなおのこと許せない。
だから、アラシ(個人)に対する憎しみすら発生する。

ということはね・・・
単なる個人攻撃なわけ。
一般論として、誰かにアラシ(行為)を止めさせるということとは違う。

粘着アラシが困るのは、友達のサイトを戦場にして喜んでいるということだ。
自分がかまってほしいからにすぎない。
だから、てきとーにあしらっておけばそのうち治まるだろうというのが大方の見方なんだと思う。

これに対して、被害に遭ったほうはそれでは済まない。
それどころか、アラシ(個人)を相手にしている人間にすら敵意を感じてしまう。
だから、なおさら対立感情が発生し、止まることを知らない。

フセインが逃げて、フセインをかくまっているという可能性があるだけで我慢できなくなるのと一緒だ。
大量破壊兵器を隠しているのではないか?ということで、シリアにまで攻撃が及びかねない。
確たる証拠がなければ、憎しみの次なるターゲットが変わるに過ぎない。
何のために戦争したんだか・・・
反米感情は高まり、さらなる敵を作り出すだけ。
しかも、それらの生き残り分子はテロリストとして潜伏する可能性すらある。
戦争に関係のない被災者が増えれば、ますます憎しみが募るだけだろう。

冷静に考えたら、戦争を回避し、公正にテロという行為そのものを撲滅するべきだろう。
だからアメリカに対する批判も強い。
それでも爆弾を落としたかったんだから、アメリカを止められない。
フセインの脅威が無くなった今、平和が回復しつつある。
それはそれでありがたいけど、アメリカ人が今後もますますテロリストの標的になる可能性は強まり、テロリストの数を増やすために自ら好んで戦争したとしか思えないよね・・・

ブッシュを見ていると、石をぶつけたくなる。
ところがブレアに対しては、そこまでは思わない。
何故なら、事実、イギリスもテロの被災国であり、テロを撲滅したいという世論もあるだろうし、勝てばあっさり国連へ主導権を渡している。
ところがアメリカはどうだろう?
たしかに、戦力的には強いし、頼りになる。
でも、やれ石油の利権やら、イデオロギーやら、20世紀の冷戦のツケをまだ支払わせようとしているだけにしか見えない。
うまく説明がつかないくらい、自分の中では何かが違って見えてしまう。
飲み屋の親父が、フセインを叩きのめせと叫んでいるのと変わらないからかも。
つまり、テロを撲滅したいのか、フセインを殺したいのか、そこが大きく違うような気がする。
気のせいかもしれないけど。

あたしはね・・・
心の底から、アラシが嫌いだったわけ。
だから、自分のサイトには来てほしくない。
それだけ。
だから、閲覧制限をし、書き込み制限をし、ひたすら逃げる。
それを逆恨みして嫌がらせされるから、我慢にも限界があったとしか語れない。

実際問題、自分のサイトへ現れなくなれば、もともと興味もないから、すでにURLもわからない。
荒らされやすい板は閉鎖しているし、たまにしか見ないし、何か書いてあっても以前ほどには気にならない。
吐き気がするほどイヤでも、すでに過去のことだ。
どうでもいい人間のことにかかわりあっているヒマはない。

つまり、自分の前から消えて、友達のサイトを荒らさず、おとなしくしてたらいいのさ。

ところがね・・・
誰でも、セクハラ・アラシのことが嫌いなんだね。
騒動が治まると、知らん顔しちゃう。
当たり前でしょう・・
ゲロを我慢して、どうにか相手をしてくれていただけの話であり、中にはそういう憎しみのいがみ合いを避けたい一心で説得してみたり・・・
争いがイヤなのよ。

あたしも卑怯かもしれないけど、誰かにバトンを渡したら、自分はトンズラしてしまおうかと・・・
だって、ばっちいし・・・

なんか、自分が気が付かないうちに、そういうとばっちりが”敵対関係”として周囲には感じられたのかもしれない。
テロ活動そのものを抑制する目的であれば、敵に塩を送ることもあるかもしれない。
飢餓が原因で荒れ狂っているのであれば、食料を支援すれば落ち着くのかもしれない。
原因を除去すれば終わるはず。

ところが、敵に援助するなんて、感情的に許せないのだろうし、しかも友好関係を維持していると思ったら、そりゃ気に入らないよね。
でも、そこの国が自立したら、しょせん他人の国なのさ。
だから、一定以上の援助をする義務はない。
そこのラインを”生殺し”と思う?
そこの国の人たちが自分たちでやらなければならないことを、いつまでも他国の援助に頼っていてはキリがない。
それでもなおかつ不平不満が発生し、国情が安定しないとなったとしても、どうなんだろう・・・
責任はあるのだろうか?

というわけで、皆、それぞれに忙しいんだから、いつまでもそういうあほなことに付き合っているのがイヤなのよ。
被害という点では、あたしはすごい被害に遭っているけど、特に気にも留めていない。
ある特定のアラシだけに荒らされてきたわけじゃないから・・・
そこが理解してもらえないのかもしれないな・・・
わがサイトの過酷な歴史・・・

やっぱ、過去ログを整理するしかないのかもしれない。

 

 

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