・サン・ダミアーノ
光射すオリーブの道下りゆかば光の丘の木陰に休み
・カルチェリの庵
ぐらぐらと積まれた石の揺れる道乾いて一つ足もとにあり
・ホテル・イル・パラッツォ
部屋の奥ローマ時代の洞穴がひっそりありきアシジの宿屋
・部屋の窓からサンフランチェスコ大通りを眺める
暗がりに道ゆく人を眺むれば朝な夕なと影細き道
・アシジの空
現実は抑圧まみれのみこまれ逃げ出しゆかば天は広がり
希望へとすすむ夜空はひろびろとアシジの月は気まぐれなるか
ウンブリア低き山並み空ささえ夕陽の光白き月出づ
空はばら青い薔薇だと君のいふ青いばらいろ空の色かな
ほらそこに巨大な虹が広がるよ
君が見たのはビルかい?虹かい?
青いバラ夢幻のものと言うのなら
ほら見てごらんこれがバラだよ
青い実のピンクの花びら名無しだよ
ほしかったのは名無しの花かい?
青とんぼ夢の世界に飛んでいる?
ほら見てごらんおちびと一緒に
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写実なんです。
9.11テロのあった日、お絵かき教室の帰り道、信号待ちしていた時に、台風の去った空に巨大な虹が立ち上がるのを見ました。あまりにも美しく、あんなに大きな虹を見たのは生まれて初めてだった。娘が、「お父さんにも見せたい」と何気なくつぶやいたのが印象的です。
その夜、実は世の中が大騒ぎしているということをテレビを見るまで気が付かないでいた。それくらい虹は美しかった。虹の話をしようと思ったら、主人にテロのことを言われて初めて大変なことになっているのを知った。
青い薔薇・・・・サイトの壁紙に使っていたことがあるんです、別のサイトですけど。でも、いつの間にか現実になってしまっていたようで、花屋をしているお友達が初めてセリで落としたというので写真をいただきました。
今年の秋、子ども会の引率で梨狩りへ行きました。そのときに子どもたちが騒いでいて、名前を訊かれたんですけど、生まれて初めて見る花で、土地の人なら知っているかと思ったのですが、梨園の人たちも知らないらしく、「学者じゃねえから知らねえ」と言われたらしい。
青とんぼは、今年の梅雨に初めて見ました。赤とんぼのようなとんぼで、背中だけがトルコブルーのように輝いていました。もしかすると筑波山のほうに生息しているのかもしれないと思ったのですが、何気なく外出しようとしたら、玄関のドアに止まっていて、鍵をかけなくちゃと思ったら空高くあっという間に消えてしまいました。
めずらしい蝶などもたまに飛んでいることもあるので、もしかすると地元の人なら知っているかと思ったのですが、今のところ青とんぼを見たのはそれっきりです。
青は自分にとっては特別な色なんです。