無為という時間のなかに凍えては椿のうえに雪は降るらむ
積もりては雪なるや悲し寒椿陽のかげる日の愛というもの
栄光は父と子と聖霊に、椿の花に雪は積もらむ
復活を信じてや待つここちする今宵には椿はなぜに冬落つるやも
雪化粧むなしくや花びら消えゆ春くればまた葉の色変わりぬ
(使徒 14. 8-11)