娘にパソコンを壊されて以来、仕事用のパソコンでネットに接続している。このパソコンを必要以上に起動する気には、とてもじゃないけど、ならない。
気がつけば、娘は受験生だし、おばあちゃんはとうとうこちらへやってくることになったし、わたしにとっては放射能より憂鬱かも。
教会へも、しばらく行っていない。日曜日にも娘のデッサンの送迎があるせいもあるが、御ミサと掃除以外にもサークルやボランティア、勉強会などなど、危険信号だ。ずっと行っていると、いるのが当たり前になってしまい、負担が増える。
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同窓会は、楽しかったな。
不思議なことに、昔よりも皆と一緒にいて楽しい。普段はまったく会うこともなくなった代わりに、昔よりも友達という意識が強くなった。
卒業して以来、一人も友達ができなかったという友達がいる。職場の人間関係は最悪だったし、ママ友をつくっている暇がなかったし、「私は友達がいないの。家族がいれば充分だったから」とあっさり言う。
結局、今にして思うと、わたしたちは卒業後、似たような気持ちを共有しながら過ごしていたのだ。厳しいけれども、あの悪を排除したような特殊な環境の中で人間関係を築くことに慣れてしまったがゆえに、なかなか一般社会(?)に馴染めなかったのかもしれない。
一つ解ったのは、彼女のような厳格なカトリックの家庭に育つと、友情もまた信仰上の相互理解がなければ成り立たないということ。親切で親しくはあるが、信仰上の相互理解がなければ、友情というものを感じることができないのかも。公園で一緒に子どもを遊ばせているだけでは、単なる親しい知り合いになるのがせいぜいで、友達にはなれないのだろう。
極端だけど、仕方がない。感じ方は人それぞれ。九州出身だからかも。いまだに用心深いのかもしれない。
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夏休みは、タヒチ。
飛行機は満席。ハネムーンのカップルが多いかと思いきや、それほどでもなく、逆に落ち着いたカップルが多い。年齢層が高いのかも。ほかのリゾートよりも旅費がかかるため、若い人たちには無理かも。夏休みのせいか、家族旅行の人たちも多かった。
水上コテージでなければ、ほかのポリネシアの島々と変わらない気もするが、エイやサメと一緒に泳げるところはすごい。泳いで海中のエイを眺めていたら、サメがわたしの真下を泳いでいった・・・
水コテの海へのはしごを上っていると、黒い小さなチョウチョウウオみたいなヤツが突いてくる。痛かったので噛まれたかと思ったが、単に突いてくるだけらしい。魚だったら逃げるのが普通じゃないか?
へんな魚。
津波がきたら、一発で流されてしまいそうな環境だが、地形的に津波は来ないらしい。震災の前にホテルを事前購入予約してしまったがゆえにキャンセルできず、なんとなく気のりしないまま行ったが、素朴でのんびりできた。が、現地の日本人スタッフは、慇懃ではあるが、意地悪なお局的な性格丸出しの女性ばかり。毎日、新婚カップルばかり相手にしているのが原因か?
(ルカ 22. 39-46、 ヨブ 5. 1)