February 16, 2006

謀反と花

この前お正月だと思っていたら、もうバレンタイン・デイが終わっているし、今年は美味しいチョコを堪能し、ついでにスーパーで半額になった高価なチョコも買ってしまい、しばし余韻が続いている。いつの間にか義理チョコが感謝チョコと呼び方が変わり、ついでに景気がよくなってきたらしく、日本の景気を占うのがチョコの売れ行きというのはなんとも日本的。おそらくは財布を握っているのが女性なので、そういう言われ方をするのだろう・・・

そういうつまらないことを考えながら、聖書はいまだに荒野をさまよっている。アロンの枝に花が咲いたところまで読んで、急に眠気に襲われてそのままダウン。おおなみこなみ・・・

最初に2年間遠回りしてカナンへ・・・
そこで、めでたしめでたし、だったらよかったのに、さらに38年間も荒野をさまようことになる。

理由は・・・謀反。
モーゼへの謀反なんだろう。不満だらけの人たちを連れてエジプトを出て以来、ようやくカナンの境界まで来たところで部族のかしらたちが偵察へ行く。すると、臆病風に吹かれてそのままエジプトへ戻りたくなってしまった。それと、預言者の哀しさで、神と話すのはいつもモーゼ、と祭司。どうしてモーゼの言うことを聞いてこんな苦労をしなければならないのか・・・

モーゼやアロンというのは、やわらかい人たちなんだよね・・・
この対比がおもしろい。

部族のかしらたちが250人でモーゼのところに不満を言いに来る。すると、モーゼとアロンは地にひれ伏し、もの申す。

そこで、250人の人たちがそれぞれに神に捧げる香を炊く。
結果は、謀反を起こした人たちは家族も含めて大地の中に落ちて行った。250人の香を炊いた人たちも火に巻かれて死んでしまった。そして、さらに38年間臆病風に吹かれた人たちは死ぬまでカナンへ入ることがゆるされない。気が堰いてカナンへ入って行った人たちも敵に追われてしまった。

そこで、こういうことが起こらないように神さまに訊いてみよう、ということになる。そして、部族のかしらの名前を書いた枝をもちよる。翌朝、アロンの枝に花が咲き、実が生っていたのを見て、皆は納得した。

モーゼやアロンというのは、いつも神さまに、そんな酷いことをなさらないでくださいと祈っている。
この世の不幸は神さまの仕業なんだろうか・・・

投稿者 Blue Wind : February 16, 2006 05:28 AM | トラックバック
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