September 03, 2005

いっそのこと美術省でもつくればいいのに

たまに思うんだけど、わたしってなんて常識的な発想をするのかしら、って。アマとプロの違いは、要するに納税証明だけ。年収の証明ではない。納税額。

某スタイリストのブログを読んだ時、「スタイリストという職業で納税したのはあなたが初めてです」と税務署で言われたという話が書かれていた。そうなんだよね・・・それが職種として分類・登録されるのは、納税者がいて初めて役人が認識するわけで、納税者がいなければ相手にされない。あまりにも数と額が小さければ、単なるバイトとかフリーターという分類になるのかもしれないし、そこのところ税務署の職員ではないのでわからない。

まあ、税務署はともかく、銀行などを相手にする時にはそういうわけにはいかない。過去に遡り納税証明の提出を求められるだろう。芸能人なんてあんなに稼いでいるのに・・って思っても、銀行は貸し渋る。その結果、キャッシュで買ったほうがいい、ってことになるのだろうか。まあ、ローンというのは給与所得者のために存在するような気がするから、それはそれで当たり前なのかもしれない。

編集者というのは社員だからな・・・作家や漫画家というのは社員じゃない。若い頃はお金がない。が、しかし、定職に就いているとクレジットだの何とかローンだの借金できる。だから、クルマだの何だの買おうと思えば買える。ところが、フリーだとそういうわけにはいかない。

そういう社会の仕組みを理解しているため、親の立場からすればフリーターより組織に帰属する道を考える。それでいて、正直、今は知らないけど、わたしが大学生の頃の外務省の初任給が8万円だったような・・・商社で11万円と誰か言っていたような・・・若い頃はお金がないのはみんな一緒。

いっそのこと、アーチストはみんな公務員にしちゃったらどうだろう? 公共の施設の絵画だの彫刻だのその他諸々公費でやる。美術館に勤めたり、美術教師をするしかないというのでは厳しい。

アートに詳しい政治家がいたら応援します・・・

道路をガガガガ掘っているだけが公共事業じゃないってば!

(歴代誌下 24. 1-14)

住宅展示場でもまわったほうが早いかもしれん・・・

投稿者 Blue Wind : September 3, 2005 10:05 AM | トラックバック
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