September 02, 2005

学校と塾の違い

わたしも何年も自分が勉強してきたのだから、娘の勉強をみるくらいどうということもなさそうだけど、それでいてどうしても親では補い切れないものがある。切磋琢磨とか、競争心とか。特にひとりっこだし、のんびり育ててしまったのでなおさらそうやって感じてしまう。塾の学費は高いなぁ・・と思いながらも、それでいてのんびりした娘のクラスを考えてさえ、それでも塾へ行かせたほうがマシだという気分になってしまう。

本当の意味で勉強しようと思えば1人のほうがやりやすいような気がする。それでいて、どうしてもだるだるになってしまいがち。学校はダメ。欺瞞に満ちあふれていて。しかも、ゆとり教育の賜物で、班やグループの世界だから。みんなで何かを育てるとか、調理実習の準備をするとか、合唱とか。団体で何かすることを学ぶところという気がする。それはそれで楽しいらしいけど。

塾になると、まるきり能力別編成ですからね・・・その代わり商売だから、落ちこぼれてもそれなりにそれなりのクラスがあり、そこはそこで楽しいらしい。やる気に満ちあふれた子たちにはスペシャルクラスがあるし、なんかいつも普通のわが娘・・・凡人教育の最たるものと思っている。

学校のクセをとるのが大変らしい。

どこが違うのかわからないけど、学校型の勉強だと通過してしまえば終わるし、宿題だけやっていけば先生は何も言わないし、言われたことを言われたとおりやっていれば文句は言われない。ところが、受験勉強や塾ではそういうわけにはいかないんだよ、ということを教えるまでが一苦労。

受験勉強はこれで充分というものは特に何もないし、過去にやったことも試験に出るから通過して終わるわけにはいかない。わからないところがあれば自分で調べながら勉強したり、資料と問題を比較したり、自分であれこれ学習法を考えたり、自分でやらなければならない。学校一つ選ぶにしても公立では選びようがない。その代わり私立となると、スクールカラーがまるで違うため、比較選択しなければならない。

なんか、こう、なんでこんなに違うのだろう・・・同じようなことを勉強しているだけなのに。それでいて不思議なのは、自主性を育てるって言葉をよく耳にしませんか? それでいて人間関係の形成重視という言葉も今の流行でして・・・ 自主性を育てるための場で協調性を学び、人間関係を育てようとする場で自主性を学んでいるような・・・ 気のせいだろうか。

投稿者 Blue Wind : September 2, 2005 12:05 PM | トラックバック
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?