May 10, 2005

青春の一部

----大学を出て後悔しているか?

ぜんぜん。
行ってよかったと思っている。

----大学院を出て後悔しているか?

ぜんぜん。
苦労してよかったと思っている。

----その後、それが役に立っていると思うか?

残念ながら、研究で飯を食っているわけではないので、大して役に立っているとは思えない。

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⇒トラステへのトラバ: お題 「大学へ行こう。」

わたしが大学を決めたのではなく、大学がわたしを決めた。というのは、心理学科がある大学ならどこでもよかったんだけど、今ほど数がなく、どこも競争率が高かった。だから実際のところ受かればどこでも、というのがわたしの率直な感想。(一体、いつの時代の話だ・・)

しかも、当時は臨床心理士(カウンセラー)の資格もなく、心理学科を出ても専門を生かした仕事というのはなかった。卒業後は普通に就職するか、どこかの病院で心理士をする人が多かった。わたしは研究をしたかったので進学した。

大学というのは研究をするところ。だから、特に社会に出て役に立つところではない。でも、医学部を卒業しないと医師国家試験を受けられないなど制約があることも多く、理系は仕事に直結すると言うし、のらくらと女子大へ行って何になるんだという気がしなくもない。

それでいて、縁談となると女子大が有利になることもある。閨閥というのもあるくらいだから。それでいて、わが家の場合にはあまり関係がない。

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----何のために大学へ行くの?

研究するため。
遊ぶため。
友達をつくるため。
恋人をつくるため。
自由な時間を確保するため。
資格を取るため。

----ふざけてる?

大真面目。
社会へ出るという表現は好きではないけれども、社会に出るということは制約が多くなるということだし、わずかにでも自由な時間が確保できるのは学生くらいのものではないかというのがわたしの時代の世論だったんだけど、今はどうなのだろう。しかも結婚して子どもができるとさらに制約が多くなる。このため学生時代くらいは自由に青春を謳歌したい、というのも世論だった。

----学問のすすめ。

食べていくことだけ考えるような人生より、わずかでもそういう苦労から解放されている時間は大切。人生、どうにかなるだろうというマイペースさもあの時代に培った。就職するのなら専門学校へ行く方が有利なのではない?少なくても即戦力にはなる。

それにもかかわらず大学へ行くのは、曲がり道に強くなるためである。順風満帆なんてことはめったにないのだから・・・

やっぱ、卒業後の生活が価値観を分けているのかもしれない。学んだ学問により人生観まで変わってしまうと言うし・・・

----今からまた大学へ行きたい?

ぐわっ、もういいです。わが家はもう世代交代。ただし、娘が大学へ行く頃になったら院に復学するかも。オーバードクターを含めるとまだ3年遊べるし・・・いきなり娘の先輩になったりして。おちびに言わせると、

「お母さん、それだけはやめてぇーーー!」

母はつおい・・・

投稿者 Blue Wind : May 10, 2005 01:26 AM | トラックバック
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