February 17, 2005

立ち読みしました、ごめんなさいシリーズ その1

今日はドラッグストアへ行き、あれにこれにと物資を買い込む。ほとんどが腐るものではないために特にバーゲン日というわけでもないのに買い込んだ。スーパーでも買えるけど、何となく悔しい。それでいていちいちそのためにだけ行くのがかったるい雑貨。
ついでに本屋へ行き、詩集1冊、歌集2冊を購入。
それで、つまらないことに気が付く。

普段、わたしの買う本って、著者欄に職業が書いてあることが多い。それを見て買うわけではないけれども、何となく気になる著者欄。小説などだと、ほかの著書名が書いてある。だけど、それ以外の書籍というのは、職業や所属が書いてあることが多い。

これなんだよね・・・って思った。うちのダンナでも名前載ってる本あるし・・・医学部の9割の学生が買うらしい。なのに、うちにはまるで印税は入ってこない。いわゆる監修がいてシモジモの名前が並ぶというやつ。シモジモでもそういうものに名前が載るということに意義があるらしいから、印税は入ってこない。

だから・・・・なのよね、おそらく。出版して儲かるという頭がない。


実際に買った書籍ではなく、立ち読みした本を告白すると、



著者: 曽野 綾子
タイトル: 現代に生きる聖書



著者: 枡野 浩一
タイトル: かなしーおもちゃ


の二冊です。

曽野さんの『現代に生きる聖書』は、冒頭だけ・・・本来なら、聖書について書くべき人たちはたくさんいるのに、どうして曽野さんが書いているのか、その断り書きを何となく読んだ。

権威主義というわけではないけれども、特に聖書に関してはこれはなかなか勇気のいることだということをわたしは少しだけ知っている。初期の頃の屁理屈日記でも、スピリチュアル・フリーダムに関しては、実際に神父さんがお読みになっていたわけで、あれは匿名だから書けたと思うのです。叱られるのを覚悟で、それでも何となく書きたかった。
そのうちに、ここまではOKで、ここは絶対NGというラインを何となく教えていただいた気がしています。

歌だったらもっと気楽でいいような気がするでしょ?

甘い甘い・・・そりゃ甘い。和歌だからこそ、なおさらに甘い。それなら詩になさい、とか、もっと日常生活における信仰とか、古来からの和歌の良さとか、そちらのほうがマシではないかという厳しさ。

ファーザーに教えを請うねこ。

ねこ踏んじゃったから始まった・・・


枡野さんの『かなしーおもちゃ』は、ようやく意味を理解した。あのブログを通して何をやっていらっしゃるのか。「あるある短歌」なのね・・・このところの『サラリーマン川柳』のヒットの影響なのかもしれないし、枡野教の完成なのかもしれないし、自分的には匿名的に投稿したつもりなのに、いきなりお叱りが飛んでくるという・・・

わたしってね、まるで歌人という自覚がなかったということに気が付いた。


インターネットの素晴らしいところは、自覚のないままにたくさんのことを与えられていることに気が付かないことかもしれない。これが対面形式だったらどうだろう?

例えば、学生時代のように、神父さんの授業に出席して、お時間のありそうな時に自分の原稿を持って行き、面と向かって意見を訊こうとすれば、そこにはある種の壁や構えが存在し、わたしはそのことを強く意識しないまでもそれが常識として、クソマジメに何かを求めようと、もがくような気がしてしまう。

その結果、言いたいけど言えないことなどを一人で悶々としながらその発露が結局ネットだとしたら、何の値打ちもない気がする。

ところが、ネットって面白い。どちらかというと、一人で悶々としているところを勝手に発信し、それに対してのフィードバックがある。しかも、ねこだから責任ないし・・・


こーね・・・・シモジモで、名前が並ぶことに意義がある世界に長くいると、その世界の外のことはあくまでも外の出来事として存在している。つまりは、一般の人たちには関係のない世界というものがあり、その中のことしか考えなくなる。外に出たら、あっちの先生のほうが上なんじゃないかと思っても、中にいるとそうではなかったり・・・


家の中では、どうやってもお母さんが一番強い?

実は、オトくんを飼ってわかったのだけれども、彼は一番偉いのは父さんだと思っているけれども、一番好きなのは母さんだということを隠さない。こーねー・・・そういうことにどういう値打ちがあるのかといえば、結局、父さんの言うことはきかないくせに、母さんの言うことは素直にきく、という反対の序列が成立してしまう。

これなんだよね・・・

いわゆる専門家がいて、聖書について知りたいのならそちらを読めばいい。でも、どうして曽野綾子さんの本を買うのか?ということなのかも・・・それでいて、今回、わたしが買った本については秘密です。たぶん。

投稿者 Blue Wind : February 17, 2005 12:23 AM | トラックバック
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