February 08, 2005

正直、鬱を跳ね返すには睡眠しかないような気がする。こひつじちゃんあたりになるとまともだから、氏家容疑者みたいな人たちがいたら、福音を説いて〜ってなるんでしょうけど、わたくしはそういう気分の時にはひたすら眠るに限ると思ってしまう。

おかげで、今日はもしかすると一日中寝ているかもしれない。などと思っていたら、雨。暗い。一日がすでに終わってしまったかのよう。

9.11事件の直後でも、どういうわけかそれまで鬱だった人たちが元気になり、それと同時に鬱々し始めた社会。今回の安城市の事件にはそれくらいネガティブなパワーがある。

子どもの頃から借金地獄のような家庭で育ち、友達もいない、両親も相次いで亡くし、兄弟もバラバラ・・・刑務所から出ても行くあてもない。迎えに来てくれる人もいない。もっと言ってしまえば、悲しむ人も喜ぶ人もいないほど孤独な人生。

あれで、鬱にならなかったとしたら奇跡かもしれん。

だからといって、自分の不幸をばらまかれても困る。こーねー、なんと言ったらよいのでしょう・・・それなりに鬱々した人たちが多いのは認識しているけど、それでも誰か一人でも家族がいるとか、親身になってくれる友達がいるとか、それだけでも救われる気がする今日この頃・・・

わたしは子どもの頃から、とても孤独には強いほうだと思っていたけれども、あのような孤独を省みると、自分にはあんな孤独には耐えられそうになく、自分を家庭の中に引き止めているパワーがあるとすれば、ひたすら孤独への恐怖のような気がするわけです。

はみだしていくのは簡単なんだよね・・・今でも独身だったとしたら、わたしは東京で暮らし、研究やって、それだけでは食べていけそうになかったらカウンセラーにでもなり、日々日日鬱々したあっぱれな人たちの相手をし、不安を移され、それを捨てるためにどうせ毎日同じような人たちと酒を飲んで暮らしているのだろう。

そのうち、本当に救ってほしいのは自分だということに気がつく。しかも、そうなってからでは遅い。30歳を過ぎても独身で子どももいなかったら負け犬? 負け犬は負け犬でかまわないんだけど、次第に子どもを連れている人たちを疎ましく思い始め、自分は一体何をやっているんだと思いながらも使命感だけに支えられ、酒を飲む。

考えただけで鬱々してしまう。

はあ〜〜〜、決して軽やかではないけれども、決して軽やかな気分ではないけれども、よく眠れる・・・

でも、落ちるのならもう少し落ちないとすっきりしない。もう少し落ちると浮遊が始まる。でも、今、何かがわたしを引き止めていて、落ちきれない。

雨だから、いいか・・・

投稿者 Blue Wind : February 8, 2005 05:29 PM | トラックバック
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