October 20, 2004

ふつうの死むかえる坂のくだりみち階段のぼる母のすぎゆき

母の指まちがえて切る爪きりによけいな仕事増やして逃げる
若いのに寝たきりなのかといぶかしむ年寄りになる五年の月日
麻酔でもかかってたかといぶかしむ動かない母意識はもどり
苦しんで動かす指は爪切り中自己中なとこ相変わらずかな

薔薇の花つぎつぎと咲く秋の日は冬の寒さはまだ遠かりし
サルビアの青くたたずむ秋の庭雨うるわしく台風を待つ
暗い空明るい芝の息づく日夏の名残の花は咲きたる
ラベンダー芝いろになる雨の庭煉瓦も雨に沈みたる石
きゅうりより安い秋刀魚の並ぶ秋雨より高いざくろの木の実

使徒言行録 20. 7-12 パウロ、若者を生き返らせる

もしかすると、あたしは死んだことがあるのかも。(うそうそ)

新しい世界なんだと病室は過去を消し去り逆のベクトル
息さえもできなかったと微笑めばあきれるまでの沈黙のあり
リハビリをやってくれると婦長さんなんでここまで放っておくかと
水たまり二倍の顔にふくらめば動かすことぞいのち途絶えり
今の母普通なんだと何となく感じる午後は台風のみち
苦しみを置いてきぼりにぽっかりと時間の止まる新しい息
見渡せば寝たきりばかり並んでる病室のなか普通なんだと
時止まり生きたる人ら老いゆかばふつうの母は息もどりたる

目標が特別擁護施設なんだよね・・・・目標が。まだ病院だけど。なんか、なんと言ったらよいのだろう・・・段階があるから。それ以下の状態で5年・・・生きてるほうが不思議だ。人生の終わりが目標とは。大往生だな・・・

苦しんで生きるもよしとひねもすは無為な月日を秋風に乗せ
人生の終わりをむかえ死ぬことのふつうの月日坂をのぼれり
ふつうの死むかえる坂のくだりみち階段のぼる母のすぎゆき

エレミヤ書 51. 27-28

死へ向かって階段のぼれる人は幸せかも・・・でも、つらそ。
昔からじこちゅうで強い人だったけど、倒れても変わらんわ。

人生はますぐなみちのあるだけとうねるみちゆくわれは逃げおり

つおいんだよなぁ・・・・ぼおおおぉぉぉぉ・・・・・・

投稿者 Blue Wind : October 20, 2004 02:19 PM | トラックバック
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