September 15, 2004

傷だらけ小さな梨の姿には生きた証しのいびつさを見し

みことばのあいだに歌のありけると言われて気づくつづいている今
すこしずつ倦んでくさってきえさってみことばだけがつづきぬ砂よ
さらさらと風に吹かれて飛んでゆけ波に流されいづこへとゆけ
われというちっぽけなわれ風吹けば遠くの雲は流されてゆく
柵の中走りまわれるオトくんは笑みを浮かべてくるりんといる
駆け出せば隣の庭を見つめては猛スピードで芝駆けるオト
ちっぽけな自由の庭でオトくんは猛スピードで駆け抜け走る
収穫の季節を知らぬ梨の実は朽ちかけながら生きる証しか
スーパーの梨と比べてわびしけれ実のなる季節小ぶりな実つけ

マタイによる福音書 20. 20-28 ヤコブとヨハネの母の願い

古今東西、母親ってそういうものなのかも。

初梨の花の咲けるをよろこべば実の小さきに収穫わすれ
今は秋それとも夏か初梨は青空の中腐りかけてる
たくさんの実をつけ梨は五つかなあじわいもせずテーブルに乗る
小さき実無事を祝って座ってる梨の小枝にぶらさがりつつ

梨って自然に育つものじゃないんですね・・・売り物は。

傷だらけ小さな梨の姿には生きた証しのいびつさを見し

ホセア書 7. 8-12

人間にへりくだれば神さまは高慢と云う片面焼きか
みことばを尋ねてゆかば高慢と指さされしを若き日に思う
台風も来ない秋には秋刀魚さえロシアの海を泳ぎ戻らぬ
秋刀魚さえ冬の魚になりそうな市場の箱を眺めて歩く

マーケットなんて、いいかげん。

テロのこと知っていたのか大統領値の張るほうへ石油と武器か
テロリスト撲滅という戦争をあなたは知るかしかける猿か
子らの前すわり語るぞ惨劇を真実はまた闇へと消える
葬式を浮世の義理と気がついて法衣むなしく人を送りぬ
天国はいずこにあると尋ねても風はむなしく空はつくりぬ

悪魔のお葬式でもパパさまはやるんだろうか?
悪魔と並んで記念撮影・・・・なんかね・・・・世の中というのはそういうものらしい。

イザヤ書 48. 12-16

イスラエルへの親書。バチカンとの友好。悪いことじゃないんだろうけど、なんか釈然としない。楽園と平和とは違うのかも。

夕景色アシジの空の広ければいろいろあるさと夕餉はつづく
今日の空明日の空かと眺めれば雨のない夏雨のない秋
蝉の声夜長につづく秋の日は朽ちた梨の実あつめて数え
秋刀魚さえ戻らぬ秋は温かい海の中かと水仙のよう
売られたら買うしかないさとマーケット日本の海の狭さを感ず

コリントの信徒への手紙 一 2. 6-8

十字架のイエス。未来永劫、十字架のイエス。

投稿者 Blue Wind : September 15, 2004 03:50 AM | トラックバック
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