September 12, 2004

捨てられた教会を見し崖の上理の勝つような野良猫の道

ルドビーさん、いったいどうしたらよいのでしょう? 義理の兄(義姉の婿)はキリスト教の学校にお勤めしていて、もう何十年も受洗したいと言っているらしいのですが、一族で反対してすったもんだしているそうです。こちらの話は私には直接関係のない話なのですけど、主人の姉たちは皆カトリックの教育を受けているので家庭の中は平和です。ところが、親の墓を捨てるのかとか、親はともかくそのまた先祖の墓とか。自分には関係のない話だと思っていたんですけど(だって他人だもの)、その余波で姑さんが本気で心配しているのです。最初から永代供養にして、とか。たまたま神戸市のお墓の移転の話があるので、一人で悩んでいるという。主人は素直な性格なので、そのままつくば市のほうへ移すつもりでいます。父親が生きていたらよいのですけど、すでに亡くなっているし、私の母は戒名まで一緒に受けているので父と同じお墓に入る。弟がいるからいいんですけど、今回、イタリアへ行くだけでも母のことがあったので、世間体がわるいとばかりに弟の嫁さんと喧嘩です。お葬式の時に親族がいないというのは大変なことなんですね。ぼぉ。
ヘンなファミリーなんですよ。結婚式は教会。平和。でも、お葬式となると仏事。平均的日本人家庭なのかもしれないんですけど、お墓や法事が絡むとややこしくて。誰も受洗していないのに、主人の従姉は国際結婚してしまったし、ほかの従兄たちは亡くなったりで、誰も墓を引き継ぐ人がいない。うちは一人娘。義父のお葬式は、毎日礼拝に出ている人がお数珠持って、子どもたちはお坊さん見て吹き出すし、困った。

毎日、歌詠んで、聖書開いているだけなら、一人のことなんですけど、さあ、いざ、ということになるともう何十年もすったもんだしています。

ルカによる福音書 18. 24-30

神父さんに尋ねるほうが愚かな質問だった・・・
親、墓、相続、親戚、世間体、付き合い。しがらみ、しきたり、浮世の義理。

鈴虫の気長に鳴く夜はこおろぎの伴奏となる蒸し暑き庭
台風の上陸せしも知らぬ夏夜半はふけゆく秋を迎えり
ゆくゆくは・・・くりかえすだにゆくゆくは。忘れて遠き記憶の過ぎる。
今はまだ荷物の持てるわがみだと吾子を頼らぬわれを思いし
墓の中入ってしまえば極楽かみかげいしさえ捨てられおりし
世間体なじられたとていまさらにおばかな姉はあきらめ候
少しずつうつろいゆかば吾手にはうすまりゆくか過ぎた月日よ
圧力も軋轢もまた握力もスポンジのごと命に変わる

捨てられた教会を見し崖の上理の勝つような野良猫の道

コロサイの信徒への手紙 3. 1-4

あれはあれでいいのかも。捨てられたのではなく、閉めただけなのかも。

学校、就職、チャリティ、ボランティア、結婚式、くらいまでは平気なのに、改宗、お墓のこととなると猛烈に反発。どこが違うんだろう。

詩編 76. 5-7

死後の世界が違う。

投稿者 Blue Wind : September 12, 2004 02:13 AM | トラックバック
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