April 12, 2004

白い梨の木

7日のお昼に娘が学校から戻ってきて、つけたテレビに「笑っていいとも」が映っていて、何となくまだやっているのかと思って以来、気が付けばまるきりテレビもニュースも見ていなかったという・・・
サイトにこひつじさんの足跡を見つけて、来訪したら、「あららら」という・・・
世の中がそんなに大変なことになっていることをまる3日間くらい知らなかったことになる。

その間、何をしていたかというと、ごく普通の生活をしていた。スーパーの買い物帰りに隣のマンションのライトを浴びて、真っ白い梨の木を眺めた。あまりにも美しくて、まだ若い木で、数年前に苗木を植えたばかり。今年初めて花をつけた。
神父さんのサイトへ行ったら、ちょうどイースターだということを思い出す。そして、梨の歌を詠んでいた。
このところそういうささやかなるあたくしの楽しみにも嫌がらせが発生したりして、サイトのネタにも困らない代わりに、これでもかこれでもかと歌を詠む。あれにこれにとうんざりしつつも歌を詠む。ぱわーあっぷ。
とてもじゃないけど、テレビなど見ている余裕はない。
というわけで、ネットでもこのところニュースサイトを見るわけでもないし、自分のサイトを更新するだけでも精一杯だし、そこに加藤先生から歌稿の催促をいただき、そうなると、サイトとは違って、手書きの歌をさらに清書して、封筒に入れなければならないという作業をしていた。オトくんはオトくんで手間がかかるし、食事の間でもせっせとボーロやパンをねだる。先に餌を出しておいても、みんなが食べていると自分もとなるらしい。太るからあげないほうがいいと思うのだけど、朝食の量が減ってもそうやって夕飯時にかまってほしいらしい。
普通は、そういう生活の背景にテレビが映っていたりするのだろうけど、わが家の場合、テレビもあちら側で映っていたとしても、BGMが常に流れている。誰もテレビをまじめに観る人がいないために、それでクレームが発生することもめったになく、ここのところエヴァネッセンスやDIDIを聴きながら、ぼーっとしていた気がする。
食事が終われば、オトくんをかまっているうちに一日が終わる。故意にそういう生活をしようとしていたわけではない。たまたまなんだろうな・・・ちょうど桜ブルーの季節でもあり、この季節あたしは毎年鬱々する。桜が散るとあっという間に快復。そこが不思議なんだけど、一種の条件反射のようなもので、桜の季節になると鬱々してしまう。
鬱解消のために、今年はぱわーあっぷ。
聖書を読んで昼寝する。
それがどうしてぱわーあっぷなのかわからないけれども、旧約聖書の癒しのない世界を浮遊しているうちに、どこか戦争すら神の世界の出来事のような気がしてきてしまうし、鬱に対抗するにはなかなか効果的かもしれないと思いながらも、そうやって桜の季節を過ごす。

そしてまた、この不幸な出来事を知らずに過ごす。

投稿者 Blue Wind : April 12, 2004 11:14 PM | トラックバック
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