March 04, 2004

うやむやな今は昔

あっさり書くと、実生活上で主婦をしていてバカにされたことはないです。とりあえず、今のところ。それよりもいつもやる気がないとか思われてしまうので困ります。いや、もしかするとやる気がないのかもしれません。
おちびが幼稚園の頃が一番やる気があったかもしれない。ようやく手が離れて、少しは自分のことができるのではないかという・・・それで、地元紙を眺めて、近所の研究所でアルバイトの募集があったので、応募した。その結果、斉藤先生とあれこれ研究の話をして、実験装置を見せてもらって帰ってきただけ。あっさり言われたもん。「お嬢さん、5歳でしょ?子どもが風邪引いて、今日は休みますというのが一番困るんだよ」と。その後、市内でも管轄省庁の違う3つの研究所で同じような研究をしてノルマを競い合っていること、これに負けると来年の保障(予算のことさ)はない、とか、本気でやるなら総合プロジェクトとして学際的にあちこちから人を集めているから、とか、いろいろ。その時はそれで採用にはならなかったけれど、それこそ大学院に復活して、一つのタダ働き、あるいは安月給でもかまわないということであれば、いくらでも仕事はありそうだった。
大学時代の先生に相談したら、いきなり本を送ってきて、この中からテーマを拾えと言われてしまった。その瞬間、これは主婦のパートの世界ではないことを思い出し、弱気になる。そこへ母がくも膜下出血でオペ。何かやろうとすると、このように災難に見舞われるために、その後すっかりネットに潜伏している状況が続いている。
大体、富家先生、野澤先生、瀬谷先生について研究していたというだけで、”お代官さま”だもの。(お、おちびがお花を摘んで帰ってきた。母のためにですよー(笑)。)工学部の人たちみたいにとんてんかんと装置を組み立てたりするような真似はできないけど、それこそ感情やらパーソナリティやら高次の精神機能の話になるとまるでちんぷんかんぷんらしいので、それなりにお仕事はあるらしい。つまり、人工知能の研究は飽和しているために、今度はそちらであれこれやっていかなければならないというお話でした。
ババアなんだけど、今でも学生に間違えられてしまうという・・・要するに、どうやっても軽く見られるのは運命のように避けられないのかもしれない。でも、そのおかげで、ダンナの友達が集まっても、”奥さん”じゃないんだよね。今でもラフにあーでもないこーでもないと盛り上がる。いわば気楽な仲間うちの世界。奥さん同士が集まって、子どもの教育のことやら家庭のことやら定番の話題でも大丈夫だし、研究の話題でもその他の話題でも大丈夫だし、とにかく話題は多いと思う。
ほんで今、何をやっているのかと問われれば、ネットと短歌。またテリトリーが増えた。なんでも自分でやってみて苦労してからではないと話題にはならない。テレビやワイドショーのネタなどは詳しくないけど、それで何か困るということもない。

でも、ネットで、普通の主婦です、と語ると、とにかく扱いが酷い。リアルとバーチャルを分けすぎと言われたこともある。単に、バーチャルだと割り切っているから、BBSに順番にレスを書いていられたのかもしれないし、話をするのもうんざりな人にでもとりあえずレスは書く。そういう世界から逃げるために、短歌オンリーのサイトをつくったのかもしれない。「心理学の専門家ならどうたらこうたら」と書かれてね、いささかうんざり。相手にするのも嫌になるのが普通だと思うよ。いきなり首根っこ掴んで学会へ放り込んでやろうと思ったけど、無視することにした。
つまりは、あっちが言いたいのもそういうことだと知っているから。歌壇ってどこか学会に近いからね。だから、歌評を書いたり、評論を書いて投稿するとか、やりようによってはそういう道もあるということで、ただ違うのは、そういう中での短歌ってどういう意味合いがあるのかなーとちらっと思った。通常なら、データに相当するのだろうか・・・などと。つまりは、研究テーマがあって、そのテーマの一つとして、短歌の形が存在しているのかな・・・というか。う〜ん・・・・・研究するために詠んでいるのかと問われれば、それはまったく違うわけで、歌が最初だから、この辺がね・・・・・・ニュアンスとして戸惑うことしきりなのかも。
一つテーマとして眺めている人たちにすれば、インターネットの活用とか、古来からの歌のやりとりとか、そういう原初的な世界の流れの中で、自分は歌を詠んでいるから、ものめずらしいと言われればそうかもしれない。いかん、いかん、あたしが普通だ。つまりは、詠うだけなら先生も要らないし、知識も要らない。平明な言葉で、素直に詠む。なぜそういうことをやっているのかというと、そちらのほうが理屈で語るより伝わりやすいからとしか語れなかった。
一つの視点から眺めると、どうしてうちのサイトのBBSに嫌がらせが入るのかというと、ほかのネット歌人に対する嫌がらせだ。自分に対する嫌がらせもあるでしょうけど、”偉い先生”に見てもらいたいわけさ・・・そうやって結社などに長い人たちは。だから、うちのサイトの場合、結社や短歌専門のサイトにリンクされているために、僅かながらでもそういうところからの来訪者があるから、そういう人たちからほかのネット歌人の歌の発表の場を奪いたいという・・・いささか情けないような気がするけど。かといって、自分で自分のサイトを実名できちんとつくって、そこを結社などのサイトにリンクしてもらって、ということは考えていないらしい。そこがいまいち理解に苦しむんだけど、結社への発表と、遊びの歌を分けているのかもしれないし、それ以上に、「自分が誰なのか知られたくない」らしい。自分だとバレて何が困るのかよくわからないけど、要するにあれよ、あれ。リアルとバーチャルをわけて遊んでいるから、そういうジャンキー系のどこのだれかわからない世界を破壊されたくないのかも。
ネットもいい加減に4年以上やっているからね。そうなると、友達と幽霊の違いは厳然としてあるわけで、気の合う人たちとだけお付き合いしております。どこが違うかというと、サイトがあってもなくても関係ない人と、サイトが消えたらどこのだれかわからない人との違いとだけ言っておきましょう。
とにかく、ネットの世界では蝶でも妖精でも男でも女でもなんでもありいでネット人格をつくっているような人たちを相手にしているから悪いのだそうですけど。自分的には、すでにそういうややこしい世界からはおさらばいたしました。ジャンキー・ネタはしばらく書けないかな。(というだけのことかもしれん。)ジャンキー・ネタもご奉仕ですから。(言っても無駄だろう。)
医者の奥さんがどうたらこうたらとか、そーいうくだらないお話しか思いつかない人はなおさらにうんざりなのでございます。リアルでもバーチャルでも一緒さ。

えっとー・・・何を書きたかったのかな・・・
そだそだ、視点ね、視点。要するに、自分は毎日歌を詠んでそれをサイトにアップしている。そして、新作にこだわるところのためにはサイト以外の作業場としてパスワード付BBSなどを活用中。慣れないと雰囲気が違うと思いながらもそのようにしています。検索にも引っかからないよ。自分のハンドル名やキーワードになりそうな言葉は使わないから。かつ、パスワードをつけて、自分のサイトにはリンクしない。それとは別に、これまで通りの歌ライフを続ける。どうしてそういうことをしているのかというと、視点の問題なんだと思う。
単に、サイトを発表の場として考えているか、文化の一つの形態として活用していくかの違いかな。自分としても、ある意味、実験的試みなのです。(にしても邪魔が多い・・)

投稿者 Blue Wind : March 4, 2004 04:18 PM
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