Internet Junkie

 

相乗効果

常々心配したりしていたのですが、変態同士が仮に仮想空間から飛び出してしまった場合どーなるか?という答えが見事に描かれていた事件が発生して、これも一種の猟奇事件の一つにはならないほどにネットには変態が徘徊しているのかもしれないという怖ろしい事実を想像すると、そちらのほうが怖くなったりしますね。
バーチャルという空間はあくまでも仮想空間でありますが、人間というものは朱に交われば紅くなるというくらい簡単に他人のメンタリスティックな状態が移ったりします。
一般的にはサイトに自分のヌードを貼り付けている主婦が居るとすれば単なる変態です。ところがネットというところは簡単にそういうことができる土壌が用意されてしまっている。
風俗産業の人たちからすればその程度のことでは商売にはならないのかもしれませんが、一般的に生活している人たちにとってはどーでしょう?
恋愛詩を書いてるだけでテンションが高いと言われたこともあるくらい何かどこかが違っている。
社会的に異なる背景文脈を持つ人たちが同じ空間に集まることにより描かれる空間は互いに面白い要素もあるかもしれません。
ところが気が付けばそういうことにいつの間にか慣れてしまう。
それが人間です。
あたしは、「汚染されたくない・・」と言ったりするんですけど、そこまで言うと叱られてしまいますが、他人の当たり前が自分の当たり前になってしまう”場”というものを考えてみると人一人の大きさがいかに大きいか恐ろしくなるほどです。
人間が複数集まれば、さらなる相乗効果が生まれてしまう。

”出会い”とはいうけれど、変態とは出会いたくないよね。
アートな友達ならいいけど・・・
セフレ募集みたいなBBSを出会い系などと呼ぶのをやめてほしい。

(『屁理屈にっき』 2002/05/29より)

 



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