December 10, 2003

星一つ見えない夜の暗闇に指先沈め砂文字をかく

実際には存在しない情景歌。
砂漠で暮らすランボーを偲んだ歌でもあるし、ちょうどこの頃サイトを初めてつくったばかりで、バーチャルという暗闇の世界に対する自分の感覚を詠った歌でもある。

投稿者 Blue Wind : 03:03 PM | コメント (39)

December 09, 2003

時はなおガラスのように崩れゆき轟きを泣き震撼に泣く

初詠みの歌。
当時は、まだ初めてサイトをつくったばかりで、サイトにイラストを使いたいという理由だけで発作的に詠んでしまった歌。

震災トラウマというか、あれにこれにといろいろなことがあり、そういう中で途方に暮れていた気持ちが何となく歌に現れたような気がする。前日まで何事もなかったかのような生活。ある日突然、震災。
直接被害に遭ったわけではないけれども、主人の実家が焼け、その後のいろんな人生の変化を考えると、とても自分のことどころではなく、それでいてうすらぼんやりこのまま過ごしてしまってよいのかどうかを迷っていた。

投稿者 Blue Wind : 09:09 AM | コメント (34)